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タッチパネルだけが特徴なのではない

サクサク使えてストレス無縁の高機能モデル ドコモ「F-01B」

2009年12月11日 16時00分更新

文● 小林 誠/ゴーズ

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手書き入力は想像以上に使える!
スムーズでストレスなし

 前ページでもお見せしたように、F-01Bはいわゆる2軸ヒンジ式を採用する。3.4型フルワイドVGA(480×960ドット)のメインディスプレイは、もちろんタッチパネルだ。

専用メニュー

ディスプレイを回転させている状態で表示される専用のメニュー。タッチ操作で基本機能にアクセスできる

 ただ2軸ヒンジ式+タッチパネルのケータイは、ディスプレイを回転してキーが隠れた状態だと、ワンセグやカメラ機能など限定された操作しかできない端末は少なくない。しかし、F-01Bは独自のメニュー画面を持ち、手書きの文字入力にも対応している。

 この手書き入力の認識率の高さには驚かされる。ザッと書いた明らかに雑な文字もかなり高い確率で正確に認識してくれる。かな、漢字、アルファベットにいたるまでどんどん認識するのだ。間違ったら書き直しもすぐにできるし、句読点の「。」や「、」から「!」「?」、さらには絵文字も結構認識する。十分実用的なレベルなのだ。

かなり画数が多い漢字を画面のようにラフに書いても高確率で認識される。初めて使ったときは単純に驚かされるはずだ。また手書き入力時も予測変換が利用できる

軽く画面をタップすることで次候補が表示される(「東」→「束」)。似通った外形の漢字がある場合も大丈夫だ

 実用的と感じるのにはどうやら理由があり、普通のケータイと違ってひらがなを漢字に変換するといった作業がないので、思いつくままに次々と入力できるためと思われる。一方残念なのは1度に入力できるのが24文字までという点だ。

 ここまで速ければ通常のボタン入力よりも高速? と考え、下記のような文章を入力してみた。

「お世話になっております。明日の打ち合わせを火曜日の13時からに変更したいのですがご都合はいかがでしょう?」

 以上の文字入力をテンキーで行う場合は1分10秒台。約50文字をこの時間なので超女子高生級とは言えないが、そこそこのスピードだと思われる。一方手書きで入力した場合は2分10秒台。慣れの差もあると思うが、さすがに時間差がついた。

 実感としてはここまでの差はなかったのだが、手書き入力では文字認識に1テンポの間があるので、トータルとしてはどうしても時間がかかってしまう。とはいえ、手書き入力ではササっと流し書きをしているだけでいいので疲れがないし、誤入力も少なくて済む。案外長文の入力に向いているのがこの手書き入力だと思う。

手書き入力は日本語だけでなく、アルファベットや記号にも対応する。絵文字すら認識するが、さすがにこれは確実に狙ったものは出せないかも

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