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T教授の「戦略的衝動買い」 第79回

プレゼントにも最適!? 古風な「MP3目覚まし時計」

2009年12月10日 12時00分更新

文● T教授

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12分間、好きなサウンドを詰め込もう

 MP3データの転送は極めて簡単だ。付属のUSBケーブルでパソコンとMP3 Clock DXをつなぎ、専用転送アプリ「DIY Write」を起動。ソフトの画面でパソコンに保存されたMP3を探して、時計内部のメモリーを表している領域にドラッグ&ドロップするだけ。

 このときMP3ファイルは、パソコン側で再生可能な専用形式に変換される。このエンコードに思いのほか時間がかかったため、「ハングアップか?」と勘違いしてしまった。時計のマニュアルに「ガマン強く待つ……」という記述が必要だろう。無事変換作業が終了すると、音楽ファイルにサイズが表示される。

 続いてダウンロードボタンを押せば、変換したファイルをMP3 Clock DX内部の専用メモリーに転送してくれる。時計内部のメモリー容量は4MB弱で、最大12分間、転送したデータの順に音楽や効果音を再生してくれる。

付属の一般的なUSBケーブルで接続して、音楽や効果音を転送する

専用ソフト「DIY Writer」を起動し、ウィンドウから転送したい音楽データを見つける

目的のMP3ファイルをマウスで下側の窓にドラッグ&ドロップ

専用形式への変換が始まり、その作業が終わると画面上にそのファイルサイズが表示される

ダウンロードボタンをクリックして、専用ファイルをMP3 Clock DX内の記憶域に転送する

ダウンロードが終了すれば、目的のファイルを目覚まし音として聴くことができる

 この12分間に何を入れるかはぜひこだわりたいところだ。ウェブ上のクリップサウンドや、ボイスレコーダーで録音した彼女の甘い声、嫌な上司のどなり声、思い出の音楽データなどを組み合わせて、楽しみながら自分専用のお目覚めエンターテインメント・プログラムを作れる。

 MP3 Clock DXは、サポートするファイル形式は1種類しかないが、シンプルな設定と、分かりやすい再生メカニズムで、誰もが楽しめる「パーソナライズ目覚まし時計」といえる。しかも価格は3000円と破格だ。

 衝動買いで少し遊んだ後は、カスタマイズして誰かにプレゼントしても喜ばれるだろう。モーニングコールの期待できない単身赴任のお父さんや、少し冷めかけの遠距離恋愛カップルにはぴったりのアイテムだ。

鳥や虫が鳴く中、象やキリン、サイの吠える声で目を覚ます「アフリカイメージ」が筆者には理想。凝り性な人がハマると面倒だ。ユーザーが作ったオモシロ目覚まし音楽コンテストなどがあれば楽しいだろう


今回の衝動買い

アイテム:MP3 Clock DX
価格:2980円(秋葉原「サンコーレアモノショップ」にて購入)


T教授

T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。

 

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