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もはやサービス統合しても遅くならない!

UCもWLANも統合!可能性の塊「Cisco ISR G2」を探る

2009年12月14日 09時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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ビデオ時代でも大丈夫!余裕のあるハードウェア

 ということで、ISR G2で盛り込まれたのが、まずはパフォーマンスの大幅な強化だ。本田氏は「ISR G2は数年後のトラフィックを予想して、かなり余裕のあるハードウェアスペックを用意しています。その結果、モデルによっても違いますが、最大で5倍くらい向上しています。特に日本のようにWAN環境がブロードバンド化しているところでは、複数のサービスと同居できるのかという懸念を持たれていた方も多いので、今回の高速化は大きな目玉です」と語る。

シスコシステムズ合同会社 システムエンジニアリング&テクノロジー シニアシステムズエンジニア 佐藤哲大氏

 これを実現するためにはマルチコアのプロセッサー採用のほか、CPUに影響を及ぼさない仕組みが取り入れられている。その1つがMGF(Multi Gigabit Fablic)だ。「MGFの採用により、モジュール間の通信においても、CPUに負荷をかけないようにできます」(佐藤氏)。

 ISRならではの各種インターフェイスやサービスモジュールも、総じてスペックが底上げされた。ISR時代のHWICの後継にあたるEHWIC(Enhanced HWIC)は2倍の速度向上を実現し、既存のインターフェイスや呼制御系のモジュールのほか、昨今流行の3G HSPAモジュールも載せられる。

上の小型のスロットがEHWIC用、下がSM用のスロット

 さらに各種サービス(アプリケーション)を載せるモジュール型のSM(Service Module)、オンボード型のISM(Internal Servicve Module)ともに3~7倍のパフォーマンス強化が図られている。「一部をのぞき、ISRやISR以前のモジュールもサポートしており、過去の投資を無駄にしません」(本田氏)という同社のルーターならではのメリットが実現されている。ハイエンドモデルの3900では、マザーボード自体の交換にまで対応しており、将来的にも安心して使える。

ISR以前からのモジュールスロットの進化

 また、今後の伸びが予想されているビデオへの対応もISR G2の大きな売りだ。前述したハードウェアスペックの向上により、これにより同社の推進するビデオアプリケーションも余裕を持ってハンドリングできるようになる。また、ビデオ対応のPVDM3(Packet Voice/Data Module)が用意されたことも大きい。アプリケーションはこれからとはいえ、ルーターにビデオ対応のDSPモジュールが載るとは、本格的なビデオ時代の到来を予感させる。

 さらにエンジニアにとってみると、コンソールポートとしてUSBポートが用意されたのも気になるところだ。ちなみにミニUSBポートなので、これからは持ち歩くケーブルも軽量なものでOKになりそうだ。

背面に用意されたのは汎用のミニUSBポート

(次ページ、「IOS」ユニバーサル化の意義)


 

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