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米Google、リアルタイム検索を発表 -数日内に利用可能に

2009年12月08日 06時39分更新

記事提供:SEMリサーチ

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米Googleは2009年12月7日、検索クエリと適合するもっとも新しい情報を検索可能な、リアルタイム検索(Real Time Search)を発表した。数日内に英語圏で利用可能になる。

リアルタイム検索は、Twitterに代表されるストリームウェブから、いまの旬な話題や出来事をリアルタイムに検索可能にするサービス。10月にGoogleはTwitterとの提携を発表し、Tweets(つぶやき)を検索結果に取り込むことを発表していたが、本日、新たにFacebook、MySpace、FriendFeed、Jaikuなどとの提携も発表し、これらソーシャルメディア上のダイナミックに変化するコンテンツも取り込んだリアルタイム検索を発表した。

Googleリアルタイム検索は、検索結果上部に最新のコンテンツをストリーム表示するライブアップデートの枠を設けた。ここに数秒前に公開されたばかりのブログ記事やニュースのヘッドラインに加えて、TwitterやFacebook、FriendFeedで流れているリアルタイムコンテンツを表示する。このリアルタイム検索の特徴は、たとえ注目されていないニュースであっても、その出来事が起きた直後にそれを検索可能にしている点だ。たとえば公式ブログでは、キーワード「GM」で検索した際に、同社のニュースヘッドラインが掲載されている直下にGMのCEOが辞任するというTwitterのつぶやきがライブアップデートで表示されている事例を紹介している(公式ブログの画面キャプチャを参照)。

検索ツール(Search Options)で検索対象をフィルタすることで、TwitterやFriendFeed、Jaikuなどのマイクロブログに限定した検索結果を表示することもできる。この機能はAndroid端末やApple iPhoneなどの携帯端末からも利用可能。

このリアルタイム検索は、数十億のドキュメントの監視と毎日の数百万ものリアルタイムな変更を処理するための数々の新しい検索技術によって支えられていると説明。また、これらの技術だけでなく、FacebookやTwitterをはじめとするパートナーのサポートがなければなしえなかったとも述べている。


Relevance meets the real-time web [Google]
http://googleblog.blogspot.com/2009/12/relevance-meets-real-time-web.html

Googleは、つぶやきの信頼度や重要度をどうやって判定しているんだろう、とか、どんな種類の検索クエリの時にリアルタイム結果枠を出すんだろうとか、いろいろ興味深いところあり。リリースされた後にレビューをしたいと思います。

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