ブラウザーと連携してみよう
まずはBridgeとWebブラウザーを連携させてみましょう。実行するとブラウザーが立ち上がり、指定したURLのWebページを表示するスクリプトです。
Webページの表示は、app.openUrl()を使うだけで簡単です。app.openUrl()の引数に、表示したいWebサイトのURLを指定します。たとえばASCII.jp WebProfessionalのトップページを表示したい場合はサンプル01のようになります。
このスクリプトをJSXファイルとして保存すると、ESTK上で実行できます。
●サンプル01
app.openUrl("http://ascii.jp/web/");
ターゲットアプリケーションを指定する
サンプル01はESTK上でしか実行できません。これでは少々不便ですので、デスクトップからJSXファイルをダブルクリックするだけで自動的にBridgeが起動し、スクリプトを実行するように変更します。
JSXファイルの1行目には#targetで実行するアプリケーションを指定できます。Bridgeで実行するスクリプトであれば、1行目を以下のように記述します。
#target "Bridge"
これで、ダブルクリックでBridgeが自動的に立ち上がり、スクリプトが実行されます。Photoshopなら以下のようになります。
#target "Photoshop"
実行するアプリケーションのバージョンも指定できます。Photoshop CS3なら以下のようになります。アプリケーション名の後に-をつけ、その後にバージョン番号を指定します(マイナーバージョンも指定できます)。
#target "Photoshop-10"
サンプル01をBridgeで実行するように書き直したものがサンプル02です。
●サンプル02
#target "Bridge"
app.openUrl("http://ascii.jp/web/");
まとめて複数のWebサイトを表示することもできます。その場合は、app.openUrl()を列記するだけです。
●サンプル03
#target "Bridge"
app.openUrl("http://ascii.jp/web/");
app.openUrl("http://www.openspc2.org/");
■デスクトップからダブルクリックで実行する際の注意点
デスクトップからJSXファイルをダブルクリックで実行すると、図のような確認のダイアログが表示されます。自作したスクリプトであれば問題ありませんが、第三者から入手したスクリプトファイルの場合は注意して実行してください。