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企業システムを席巻する BI最新事情 ― 第5回

BIも、クラウドも、並列処理も!とにかく全部入り

次期SQL Serverはトレンドてんこ盛りDBだった!

2009年11月26日 09時00分更新

文● 吉川大郎/TECH.ASCII.jp

セルフ サービス BI&デモンストレーション

 セルフ サービス BIは、もっともわかりやすく、かつユーザーにとって魅力的な機能だ。これは現場のエンドユーザーでも、ExcelファイルやAzure上のデータをマージして、「PowerPivot」と呼ばれるExcelアドオンにより、ExcelをフロントエンドにしてBIができてしまうというもので、100万行のデータも高速で分析できることが売りだ。

 BIに使われる多次元キューブは、圧縮されてローカルのインメモリーに保持されるが、ワークブックそのものはSharePoint 2010に置かれている。このためセキュリティの確保とデータの共有ができるし、ワークブック自体の自動更新も行なわれる。

セルフ サービス BI
セルフ サービス BI

 こちらもデモンストレーションが行なわれたので、その模様をお届けしよう。

分析データ指定
PowerPivotによって、SQL Server 2008R2に接続し、分析するデータを指定
データ読み込み
データを読み込んだ
グラフ表示
読み込んだデータを元に、見慣れたExcelの画面にグラフが表示される。Excelだから、だれでも簡単に操作が可能だ。また、この時点で、SQL Azure、ローカルのSQL Server 2008 R2のデータが入り交じっている
Excelデータ読み込み
さらに、デスクトップ上のExcelデータを読み込んで分析を続ける
顧客満足度
「顧客満足度」Excelを読み込んだ
カラースケール
すべてのデータを読み込んで分析/ソートしたあとで、最後はExcelらしくカラースケールを使って見やすく処理

 昨今データウェアハウスをはじめとしたデータ統合や、BIなどの新たなデータ活用が大きな波として訪れているが、今回のデモンストレーションを見る限り、SQL Server/Azureの思想は、物理的には散在しているデータを、SQL Serverのアーキテクチャがバーチャルに統合/活用するものと、捉えられそうだ。

 すでに世間的にはクラウドという言葉に流行が移ってしまったが、マイクロソフトが「Software+Service」と提唱し始めた頃からはや数年。S+Sの思想の思想が、SQL AzureとSQL Server 2008 R2で花開いたとも言えるだろう。

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