WiMAX利用時でも8時間以上連続動作
省電力設定ユーティリティのできも良好
![]() | バッテリーは本体底面の左側に装着 |
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バッテリー駆動時間も良好だ。カタログ上は「最大16時間」の表記がある(JEITA測定法1.0による)。通常電圧版CPUの採用にあわせ、内蔵のバッテリー容量を大幅に増やし、バッテリー駆動時間を維持したという形になっている。
![]() | 付属バッテリーは約84000mWhの大容量タイプ |
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今回も、「BBench」を使ってバッテリー駆動時間を計測したが、結果は確かにすばらしいものだった。S8は全モデルでWiMAXを内蔵しているので、今回はWiMAXで通信した場合と、通常の無線LANを使った場合の両方をテストしたが、どちらも8時間を大幅に超える結果が得られた。特に、省電力機能をしっかりと効かせた「省電力」設定では、無線LANで通信をしながらも11時間を超える動作が確認できた。これだけあれば、確かにACアダプターを使うことなく、1日しっかりと仕事ができるのは間違いない。
![]() | バッテリー駆動時間測定結果。「BBench」にて計測。パナソニック推奨設定を使用 |
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とはいえ、ACアダプターも小さく作られており、持ち運んでも邪魔にはなりにくい点は、さすがだ。
![]() | 本体付属のACアダプターは、通常電圧版CPUを搭載するノートとしては小さい |
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それ以上に良いと思ったのが、省電力設定ユーティリティーのできだ。省電力設定をするのはいいが、「なにがオフになってなにが有効なのか」がわかりづらい製品は多い。S8のユーティリティでは、設定を切り換えた時にそこがはっきりと示されるので、安心して使える。
![]() | 省電力設定ユーティリティーの画面。この表示は、設定を切り換えた時に自動的に表示されるもので、「どこの設定がどのような値なのか」をわかりやすく表示してくれるもの |
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例えば、普段は「パフォーマンス優先・時々省電力優先」、もしくは「省電力優先」が基本で、プレゼン時だけ設定を変える、という場合も多いだろう。パナソニックのユーティリティーでは、一時的な変更をしても「戻し忘れ」がないよう、設定変更時に「戻し忘れ防止機能」を使うかどうか聞かれるようになっている。この機能は、数時間後に自動的に、元の設定へと戻すものだ。プレゼン終了後もマシンが全力で動き続け、バッテリーが早く切れてしまう……ということがないよう、配慮しているわけだ。
フルパワーを安心して持ち歩ける製品として、S8はとにかく完成度が高い。タッチパッドの面積が狭いこと、液晶の発色が悪いことなど、従来のレッツノートから変更点のない不満点もあるが、我慢できないほどではない。
何度かこの連載でも話しているように、モバイルノートに人が望むものはまちまちだ。ある人は「持ち運びやすさ」を重視するだろうし、別の人は「入手のしやすさ」かもしれない。レッツノートはやはり、「仕事の道具としての確実さ」を求める人向けの製品だ。CPU性能もバッテリー駆動時間も、そういった点に直結している。他方、鞄への収まりや美観では、少々身劣りするが、それはトレードオフ。現状での「仕事向けノート」としての完成度では、トップクラスといって間違いない。
別の言い方をすれば、「この製品を使って仕事をしてお金が稼げる人」ならば、投資に見合う快適さが得られる製品、ということである。
- オススメする人
- ・安心して仕事に使えるモバイルノートを買いたい人
- ・パワーに妥協せず、長時間パソコンを使いたい人
| Let'snote S8(店頭販売モデル) の主な仕様 | |
|---|---|
| CPU | Core 2 Duo P8700(2.53GHz) |
| メモリー | 2GB |
| グラフィックス | Intel GM45 Expressチップセット内蔵 |
| ディスプレー | 12.1型ワイド 1280×800ドット |
| ストレージ | HDD 250GB |
| 光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
| 無線通信機能 | WiMAX、IEEE 802.11a/b/g/n |
| サイズ | 幅282.8×奥行き209.6×高さ23.4~38.7mm |
| 質量 | 約1.32kg |
| バッテリー駆動時間 | 約16時間 |
| OS | Windows 7 Professional 32bit版 |
| 実売価格 | 20万円前後 |
お詫びと訂正:掲載当初、OSを64bit版と記載していましたが、店頭販売モデルは32bit版でした。ここに訂正するとともに、お詫びいたします。(2009年12月1日)
筆者紹介─西田 宗千佳
1971年福井県生まれ。フリージャーナリスト。得意ジャンルは、パソコン・デジタルAV・家電、そしてネットワーク関連など「電気かデータが流れるもの全般」。主に取材記事と個人向け解説記事を担当。朝日新聞、読売新聞、アエラ、週刊東洋経済、月刊宝島、PCfan、YOMIURI PC、AVWatch、マイコミジャーナルなどに寄稿するほか、テレビ番組・雑誌などの監修も手がける。近著に、「美学vs.実利『チーム久夛良木』対任天堂の総力戦15年史」(講談社)、「クラウド・コンピューティング ウェブ2.0の先にくるもの」「クラウド・コンピューティング仕事術」(朝日新聞出版)。
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