どうすればメンバーになれるんですか?
編集S:「なんで参加しましたか」はこの辺にして、「どうすればメンバーになれるんですか?」というお約束の質問をしてみます。どぞ。
hito:とりあえずメンバーとなるためのプロセスは定義されてます。
ミズノ:要するに、自己紹介ページを作る→IRCミーティングで議題にする→審査を受ける→審査をクリアしたら承認、という感じです。
瀬尾浩史:審査をクリアするにはどれぐらいのことが出来ればいいのペン?
小林:CoCに基づいて行動していることを前提に、「他のメンバーに分かる形で」重要な貢献を行なっていること、ですね。あとは他の人を助けていること・実際に手を動かしていること・FLOSSに関する充分な理解があること、というのも条件になりますが、おそらく『重要な貢献』が達成できていれば、他の項目は自動的に満たされると思います。
あわしろいくや:客観的に「重要な貢献をしている」状態になるには、そのあたりの細かい条件を満たしてないとキビシイですからなぁ。
編集S:この座談会だけ見ていると、最低限のボケができないとダメ、みたいな妄想が浮かぶんですが……。
やまね:ないない。自然にボケをかましていることは否定しませんが。
ミズノ:それなりにコミュニケーションを取れること、というのはありますが、別にボケなくていいです。
瀬尾浩史:鬼軍曹が「最低限のボケを身につけるまでは(以下略)」と言ってる光景が脳裏に浮かんだペン。こんなの↓妄想してみたペン。
編集S:再教育が必要そうだな、そこのセオペンスキー。
瀬尾浩史:ゆ、許してほしいのペン……。
村田:最低限のボケ……。身につけないとメンバーになれなかったんだ!
あわしろいくや:ボケは要りませんから! 私なんかちっとも面白くないじゃないですか!
ミズノ:いくやさんが言うと、負の方向に説得力抜群なんですが……。面白すぎです。
あわしろいくや:がーん。
hito:(ぼそっ)いくやさん基準だと、ラノベを二宮金次郎みたいにして読んでいること、とか。
編集S:(ぼそっ)自宅のラノベタワー崩壊実況中継、とか……毎度お買い上げありがとうございます。
あわしろいくや:しょぼーん。
やまね:逆に、なんでJapanese Teamのメンバーになりたいんだろう?
hito:なんていうか、ワナビーな人にとってはメリットないと思うんですが。えーと、基本的に「Japanese Teamメンバーになること」で得られる物質的利益は無いです。意志決定に意見を投じられる、というのはありますが、それは別にIRCミーティングに参加すればいいだけなので(注1)。
小林:表に見えないところで事務的な手続きをしていることはありますが、そのあたりも「作業」ですし、利益になることはないですね。
やまね:ubuntu.comだと多少のメリットがあるんだっけ?
hito:本家のメンバー(Ubuntuメンバー)になれば、「@ubuntu.com」メールアドレスと名刺を持つ権利と、「LWN」の購読権がもらえますね。あと、people.ubuntu.comという専用の領域に1GBのファイル置き場をもらえて、ここでHTTPで何かを公開、ということはできます。
村田:でも本家のメンバー選定、厳格ですよね?
小林:客観的に「やったこと」を証明しないといけないですからね。
ミズノ:ただ、客観的に「やったこと」を証明する、というのはJapanese Teamでも同じですね。
hito:Ubuntuの意志決定の基本は、「どちらの意見が良いと断定できない場合、メリトクラシー的な、実際に手を動かして功績を上げた人の意見の方が強い」ですからね。何か意志決定とか、方向性の変更に関わりたいと思うなら、実績がないとダメです。
編集S:「本名出してる人ばっかですけど、トラブルにならないの?」というのも読者さんとしては知りたいところかもしれません。
やまね:それは「本名を出してもトラブルにならないの?」という意味なのか、「アタマは大丈夫なの?」のどっちだろう?(ぉぅぃ
ミズノ:今のところトラブルにはなってませんが、アタマはだめかもしれませんorz
村田:日本だと本名出すのに忌避感があるかもしれませんけど、アメリカとかヨーロッパだと本名ばりばりですよねぇ。
hito:まぁ、向こうだと名前売っておくとヘッドハンティングとか来るし、それで移籍するのも普通ですからねぇ。日本だと転職それ自体がマイナスのものとして扱われがちだし、個人が名前を売って転職、とかいうのもあんまりなさげ。
あわしろいくや:自分の場合、本名かどうかは秘密だ!
村田:知られちゃいけないんですか?
ミズノ:いくやビームは熱光線だしな!
hito:いくやイヤーは地獄耳なのか……。
やまね:いくやウィングは空を飛びます。
あわしろいくや:私はデビ○○ンか……。
瀬尾浩史:でびあん?
編集S:○の数ちがうだろそこのペンギン。
ミズノ:小林さんも実は本名じゃありません。小林準はペンネームで、本名は白鳥あずさでぺぐぅ(殴打音とともに省略されました)。
編集S:元ネタがわからんボケをかぶせてくるなッ!
小林:本名なんですが……。
やまね:一部の業界だと、本名出すのが不利になる業界もあるらしいですね。
hito:凄い話ですねそれ。
やまね:ぐぐってヒットしたらもう不採用、って判断もあるとか聞いてるです。
村田:これから就職活動なんですが……。あれ、マズった?
あわしろいくや:どうなんでしょう。本名出してたり、FLOSS活動してたらアウト、なんて業界は願い下げって考え方もありますし。
hito:まぁ、基本的にそんなにトラブルになることはないですね。おかしな人が突然襲撃したりしてくるかも、というリスクは否定しないですけど。
ミズノ:でも通り魔に遭遇する可能性と変わらないからスルー?
hito:自分的にはスルー。Japanese Teamのメンバー申請の場合は……。
小林:一定の継続性があって、匿名でないハンドルであれば受け入れる、ですね。
(注1)
瀬尾浩史:IRCミーティングって誰でも参加できるペン?
小林:どなたでも参加して頂けます。ただ、あくまで「ミーティング」なので、議題を上げて、それに関する意志決定をする場、という前提はありますが……。
ミズノ:提案したい議題がある場合は事前にhttps://wiki.ubuntulinux.jp/IRCMeetingに書いておきましょう。あと、「何を決めるのか」を事前によく考えて、整理した状態で議題にあげる、というのもお願いしたいところです。
編集S:質問がある場合はミーティングの場で聞いていいんですか?
hito:ただの質問の場合は、ミーティングが終わった後の雑談タイムに聞くのがいいです。IRCミーティングはあくまで「意志決定と、それに必要な議論の場」なので。発散しそうな質問も、できれば避けた方がいいですね。
(次ページへ続く)
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