「I Have Never Used Twitter」で大統領のフォロアーが騒然(16日)
昨年の米大統領選ではTwitterを始め、インターネットを最大限に利用したとされていたオバマ大統領が、訪問先の中国で、意外な事実を口にした。「I Have Never Used Twitter」(Twitterを一度も使ったことがない)というのだ。
オバマ大統領のアカウント(@BarackObama)は270万人を超える世界一のフォロワー数を持ち、Twitterブームのきっかけの一つとなった。ニュースは世界中のユーザーに波紋を呼び、「I Have Never Used」という言葉が長時間流行のトピックとなった。
日本国内のユーザーからも「これはひどい」「それ言っちゃっていいんですか」「オバマさん正直者すぎる」「早くもTwitter時代が終わったか……」と衝撃の声があがり、鳩山首相に「オバマ大統領も使っている」とTwitterを勧めたことのある藤末健三議員(@fujisue)も「ショックですね」とつぶやいた。
「普通に社長ブログとか有名人ブログとかゴーストが書いてたりすること多いしね」「もちろん本人がいちいちつぶやいてるなんて思っちゃいませんが、真正直に否定するなよ的な」など、スタッフが更新しているという想像はついていたものの、こうまであからさまに言われてしまうとショックを隠せないといった様子のユーザーもいた。
稲川淳二さん、Twitterで「怪談」開始(19日)
19日の夜、怪談トークで有名な稲川淳二さん(@Junji_Inagawa)がTwitter上で「つぶやき怪談」をはじめた。
「私の怪談で少しでも楽しんで頂ければ嬉しいですよ。怖・楽しいそんな時間を共有しましょう」「それでは、そろそろ始めましょうか。怖・楽しい時間を、一緒に、共有しましょう」「これは、ある男の人の話なんですが」と始まった怪談は、1時間に渡って繰り広げられた。
つぶやき怪談をリアルタイムで共有したユーザーは「引き込まれた」「面白かった~、またやって欲しいな」「読んじゃった。どうしよう。寝たいのに」「その後がどうなったのか気になる」という声をあげ、後から読んだ人も「夜に読まなくてよかった」「リアルタイムで読みたかった」「一緒の時間を共有出来なかったことが悔やまれる」といった声を上げた。
Twitterで怪談をやったことに対して「区切り方とか、間の空け方研究してると見た。けっこうひやっとする」「Twitterの要素が凝縮され、メディアとしての魅力が十分に発揮されていた」など、Twitterと怪談の相性の良さや、稲川淳二さんのうまさを挙げる声が多かった。
逆に、「しかし稲川淳二さんの怪談は、ついったーの日常的なポストに紛れているとまったく怖くない」「ついったー怪談はあとから遡ろうとするとオチから先に読むことになりかねん」「稲川淳二にしても、やはり140文字でビビらせるのは不可能だったようだ」といったシステムの弱点を指摘した声もあがった。
中には「『え? ツイッター? 何のおもちゃですか? インターネットの……へええ……私はやったことないんですけどねえ』と稲川淳二がオバマみたいに言い出したら、ほんとに怪談だなあ」と、稲川さんのつぶやきそのものを「怪談」に仕立て上げるユーザーもいた。
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