「GR LENS」ユニットを試す!
![]() | 一眼レフ機同様のAPS-Cサイズ撮像素子とレンズをコンパクト機に付けたのだから当然とはいえ、「GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO」の存在感はかなりのもの |
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今回は単焦点レンズとほぼAPS-Cサイズの約1230万画素CMOSセンサーを搭載したレンズユニット「GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO」(以下A12)を試用することができた(なお、試用したのは製品版前の機種で、撮影サンプルの画質などは実際の製品とは異なる可能性がある)。
GXRに装着すると50mm単焦点レンズはややぼってりと本体から飛び出し、フォーカス時にはさらに鏡胴部からレンズが伸長するため、同じ単焦点でもGR系のスリムさと比べるとかなり印象の異なるデザインとなる。レンズ鏡胴部にはフォーカスリングも備えているため、ダイヤルなどで操作するよりもかなり使いやすい。
撮影サンプル
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| 発色は良好でやや濃いめの色に仕上がるのはGRシリーズ的だ(色調整はスタンダードに設定)。絞り優先オート露出補正-0.3、シャッター速度1/570秒、F5.7、ISO 200。元画像は3776×2832ドットで、掲載用に800×600ドットにリサイズ(左)およびトリミング(右)した | ||
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| フォーカス位置でのシャープさと、被写界深度を外れた部分のボケはコンパクト機というより一眼レフ機的。ボケを活かした絵作りを楽しみたい。プログラムオート、1/15秒、F3.2、ISO 200 | ||
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| 明暗の極端なシーンでも白とび、黒つぶれは少なく階調も残っている。絞り優先オート、1/60秒、F5、ISO 200 | ||
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| 「GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO」は7cmまで近接可能だが、とくにマクロ域はAFが迷いやすい印象を受けた。またMFリングはフォーカスのため回す回数がかなり多く、片手でスナップせざるを得ないときにやや不便。絞り優先オート、1/203秒、F5、ISO 200 | ||
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| 高感度撮影では若干画像はざらつくものの、従来のGR、GX系に比べノイズ感が大幅に減っており、ノイズ低減処理によるディテールの潰れも少ない。プログラムオート、1/60秒、F2.5、ISO 3200 | ||
実際に撮ってみると、さすがに一眼レフデジタルカメラなみの撮像素子と単焦点レンズの組み合わせはすごい。GRの絵作りがあくまでコンパクト機における高品位画像といった感じだったのに対し、A12ではフォーカス位置でのシャープさ、浅い被写界深度によるボケ具合など、コンパクト機らしからぬ絵作りだ。また暗部の階調や高感度時のノイズ処理もかなりうまく処理されており、画質に関しては一眼レフ普及機と同クラスと言っても過言ではないだろう。
GRとして楽しむかGXとして使うか
GXRはGRとGXの機能を盛り込んで強力なコンパクトカメラシステムに仕上がっている。とはいえ、GXRが文句なくオススメかというと、かなり悩むところ。GXR用のもう1つのカメラユニットである「RICOH LENS S10 24-72mm F2.5-4.4 VC」(以下、S10)は焦点距離や光学式手ぶれ補正の搭載など、ほぼ「GX200」と同程度のスペックになるのだが、比較的リーズナブルなGX200(実売価格5万円以下)に比べてGXR(予想実売価格5万円前後)+S10(同4万円前後)で、計9万円前後になる。
カメラユニットをA12に交換すればGRを超える絵が撮れるというのは確かに魅力ではあるが、それでもGXR+A12(予想実売価格7万5000円前後)を揃えればGRIIIとGX200を一緒に買えてしまう金額であり、写真の品質だけでなく満足度という点を考えてもみても費用対効果を考えてしまう。
これが一眼レフ機であれば、レンズ選択肢という利点があるのだが、現状ではカメラユニットが2種類だけなので物足りなさも否めない。
現在では「かなりマニアな人向け」と言わざるを得ないが、価格に関してはしばらくするとある程度こなれてくるだろうし、カメラユニットが増えれば趣味から実用まで幅広く使える可能性も秘めており、コンパクトデジタルカメラとして非常に高いパフォーマンスを持つことは確かな製品だ。
























