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12.2メガカメラの進化のポイントとは?

この秋注目のau「EXILIMケータイ CA003」はカメラがスゴイ

2009年11月24日 12時00分更新

文● ヤシマノブユキ

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最注目のカメラ機能 撮りたいときに撮れる?

 高画質カメラと聞いてまず気になるのが、撮影時などのタイムラグ。実際に測定してみたところ、カメラの起動時間は約2秒、シャッターボタンを押してから次の画像を撮影できるまでの時間は約6秒だった(撮影サイズ:最大の“12M”、画質設定:ファイン、本体フォトフォルダーに保存した場合)。

 試しに撮影サイズや画質設定を一番下まで落としてみたが、撮影間隔にはほとんど変化がなかった。撮影間隔の5~6秒は1枚ずつ撮影するぶんにはストレスに感じないが、動きの激しいスポーツやペットを撮ろうとすると、途端にまどろっこしく感じられる。で、そんなときのために搭載しているのが、次に紹介する連写機能だ。

2軸ヒンジスタイル

カメラ機能を重視したケータイでは一般的になりつつある、2軸ヒンジのスタイルを採用している。ディスプレイを回転させることで自動でカメラ機能がオンになるなどの設定ももちろん可能

2種類の20枚連写機能が用意されている

 一般的なケータイの連写機能は最大9枚程度が主流である。撮影時間も1枚につき1秒程度かかる。しかし、CA003はわずか1秒に20枚の連続撮影が可能だ。肉眼ではとらえ切れないすばやい動きを小刻みに撮影し、ベストショットを保存できる。

 20枚連写には、シャッターボタンを押した後の1秒間を撮影する“高速連写”と、シャッターボタンを押す前の1秒間を撮影する“パスト連写”の2種類があり、それぞれ“特殊撮影”メニューからモードを切り替え撮影する。

 たとえばスポーツなど被写体の動きをある程度予測できるシーンは高速連写で撮影し、子どもやペットなど被写体の動きを予測できないシーンはパスト連写で撮影する、といった使い分けになるだろう。

 また撮影直後に画像を確認しながら必要なものだけ保存できるほか、すべての画像をまとめて保存することも可能。ケータイを開いて撮る場合は、”8”キーを押すことで連写モードをすばやく切り替えられるなど使い勝手もいい。

高速連写

“高速連写”と“パスト連写”の切り替えは、“特殊撮影”メニューから行なう

選択して保存

20枚連写撮影した中から、必要なモノだけを選択して保存できる

 なお、パスト連写はシャッターボタンの半押しをトリガーとするため、本体をタテに開いた状態でも側面シャッターボタンを押す必要がある。高速連写はセンターキーでも側面シャッターボタンでも、どちらでもかまわない。

側面キー

側面にシャッターキーが用意されている。ディスプレイを回転させた状態では普通のデジカメのように横に構えて撮影できる

 実際に撮ってみて、パスト連写で半押しの時間が短すぎると、画像の取りこぼしが起こる点が気になった。シャッターチャンスを逃さないためには、数秒前から被写体にピントを合わせ、半押しの状態をキープするのがコツだ。

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