高感度&低ノイズがウリの「DSC-TX1」
ソニーの「DSC-TX1」(以下、TX1)は、1/2.4型、有効1020万画素の裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R」を搭載する。屈曲光学系のズームレンズは光学4倍35~140mm相当(35mmフィルム換算)となる。
幅93.8×奥行き16.5×高さ58.2mm、約119gと今回の5機種の中で一番薄く仕上がっている。裏面照射型のExmor Rのウリである入射効率のアップによる高感度と低ノイズな画像を実現。さらに画像処理エンジン「BIONZ」との連携で高速な画像処理が行なえる。なお、最高感度はISO 3200までとなっている。
手ブレ補正は光学式を採用。背面全体を覆いつくすように配置された液晶モニター「3.0型ワイド・クリアフォト液晶プラス」(約23万ドット)はタッチパネルになっており、メニュー呼び出しや各種の設定は画面にタッチで行なえる。
ボディカラーは「シルバー」「ゴールド」「ブルー」「グレー」「ピンク」の5色を展開している。今回のテストにはシーンセレクションの「ソフトスナップ」を選択した。人物の顔を検出してピントや明るさまで調整する「顔キメ」機能を搭載する。
ちなみに、別売のインテリジェントパンチルター「Party-shot」は、本体の顔検出や笑顔検出の機能を利用して、自動的に被写体の顔を見つけ出し、構図まで調整して自動的に撮影するもの。つまり、撮影者要らずのカメラになるのだ。
暗い所でも被写体ブレが起きにくい「DMC-FX60」
パナソニックの「DMC-FX60」(以下、FX60)は、撮像素子に1/2.33型、有効1210万画素のCCDセンサーを搭載する。光学5倍25~125mm(35mmフィルム換算)ズームレンズは「ライカ DC VARIO-ELMARIT」の名を冠しており、ライカの厳しいレンズ品質管理に準拠したレンズである。
手ブレ補正はレンズシフト式で、さらに手ブレを検出するセンサーの精度向上などを受け「POWER O.I.S」という新手ブレ補正機能へと進化。今までの速くて小刻みな動きだけでなく、大きくゆっくりとした手ブレにも対応できる。
最高感度はISO 6400(高感度モード時)までとなり、暗いところでの被写体ブレにも強くなっている。画像処理エンジンは「ヴィーナスV」は、従来のものと比較して約2.4倍の高速処理を実現したという。
ボディサイズは幅97.2×奥行き19.4×高さ54.1mmで、重量は約126gと比較的コンパクトである。記録メディアはSD/SDHCメモリーカードとなっている。
ボディカラーのバリエーションは「プレシャスシルバー」「ノーブルバイオレット」「スイートピンク」「リュクスゴールド」「ラベンダーブルー」の5色。今回のテストにはシーンモードの「美肌」を選択。自動認識機能の「i顔認識」機能などもあるのだが、他機種と揃えるためシーンモードを選択した。
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SONY デジタルカメラ Cybershot TX1 (1020万画素/光学x4/デジタルx8/シルバー) DSC-TX1/S
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