このページの本文へ

楽天・鉄平も来た! ニコニコ大会議・仙台レポート

2009年11月15日 22時30分更新

文● 広田稔/ASCII.jp編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

新機能「ニコニコ静画」は学生が発案

ステージ左右にはそれぞれ大型ディスプレーが置かれており、ニコニコ生放送で大会議の生中継を見ている人々のコメントが表示されていた

ニコニコ静画。大会議終了後、即日スタートした

 大会議のメインは、ニコ動の新要素「ニコニコ静画」の発表だった(関連リンク)。これは写真やイラストを投稿するサービスで、アカウントはニコ動と共通だが、サービス自体は別のサイトとして用意されている。

 使い方は、まず「言葉にできない画像」「猫」「カレー」といった具合に投稿する静止画の「お題」を設定する。その際、他サイトのURLを指定して画像をインポートすれば、自分でイラストや写真を持っていなくても、そのページの画像を取り込める。なお、「お題」を指定できるのはプレミアムユーザー(有料会員)のみだ。

 あとは、「お題」にそって画像やイラストを投稿し合って、その静止画にコメントを付けていく。お題ごとにまとまった写真をスライドショー化する機能も備えている。その際、静止画ごとに付いた発言も、ニコ動のコメント風にスライドショーの上を流れていく。

 要するに、イラストを投稿し合ったり、ニコ動内の言葉で言うところの「俺の○○フォルダーが火を噴いた」シリーズをより簡単に展開できるようになったということだ。

動画を作るより少ない手間でコンテンツを投稿できる

夏野氏

夏野氏

 何かを作って誰かとコミュニケーションしたいという人は多いが、一方で大半の人に取って動画の作成はハードルが高い。「まじめに言うと、一般化の一環でもっと多くのユーザーさんに動画をアップロードしてほしい。このニコニコ静画は画像からスライドショーができるから簡単だよね」(夏野氏)とのこと。

 もともとはドワンゴに入社予定の大学生がインターン中にテストプロジェクトとして作ったサービスだが、「あまりに面白いからそのまま本番投入しよう」(ひろゆき氏)となった。

ひろゆき氏

ひろゆき氏

 いろいろな意味で注目されるのは、画像のインポート機能だろう。どんなサイトから画像を取り込めるかは、「基本的にどんなサイトでもOK」(夏野氏)、「やってみてインポートできたら対応している」(ひろゆき氏)という仕様のようだ。もちろんニコニコ静画のポリシーに違反する画像は、運営側が見つけたり、通報されたりすれば削除される。

 会場でインポート機能が発表されると、ユーザーから「いいのー?」との声が上がった。夏野氏が「私ども運営会社としては一切関知しておりません」とユーザーに使い方をゆだねる発言をすると、「えー!」「無責任だー」という声も会場から上がっていた。

他サイトからの画像インポートは著作権的にトラブルが起こりそうだが、その辺、ユーザーの「自重」と通報によってうまくバランスが保たれていくのだろうか

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン