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ガラパゴスケータイの機能徹底絞り出し 第17回

今のケータイで撮れる動画ってどうなの?

2009年11月16日 16時00分更新

文● 小林 誠/ゴーズ、ASCII.jp編集部

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超本格的な動画撮影機能を持つ
au「Mobile Hi-Vision CAM Wooo」

 auの動画ケータイといったら何と言っても、「Mobile Hi-Vision CAM Wooo」。その撮影スタイルは完全にカムコーダライクだ(普通の縦スタイルで撮影することもできる)。

Mobile Hi-Vision CAM Wooo

au「Mobile Hi-Vision CAM Wooo」

 そのスタイルもさることながら、HDサイズの動画が撮れるのがこのケータイの特徴だ。操作自体も簡単で、側面の赤い録画ボタンを押すだけで撮影が開始できる。HD動画をmicroSDカードに保存してPCの大きな画面で再生しても、十分にキレイに見えることに驚かされる。

Mobile Hi-Vision CAM Wooo-2

ほぼビデオカメラと同じメニューで撮影が可能。撮影可能時間はmicroSDカードの容量に左右される

Mobile Hi-Vision CAM Wooo-3

設定項目もほぼカムコーダと同様

 端末単体でも編集機能があり、サブメニューを開くと「ムービー編集」がある。ここでは動画の切り出し、QCIF変換、リサイズ、結合といった操作が可能。動画サイズが大き過ぎてケータイから直接動画共有サイトにアップロードができない場合はリサイズを選ぶといいだろう。ただしPC経由であれば、WoooのHD動画はそのままYouTubeにアップロードできる。

 また、HD動画ではなく通常の動画撮影も試してほしい。メインメニューのカメラでムービーを選べばよく、こちらで撮影した場合、当然動画サイズは小さくなるが、サブメニューのムービー編集でテロップやアフレコ(音声)を入れられる。テロップを入れる開始時間と終了時間を決めて、あとは文字を入力、という風に簡単に作れる。動画に説明や補足情報を入れたいときに便利そうだ。

映像のタイムラインに合わせて、テロップを入れる機能が用意されている

934SH

ソフトバンク「934SH」

VGAサイズで撮影可能
AFやマイクのオンオフもあり

 ソフトバンク「934SH」は機能はシンプルだが、ちょっと便利な機能がある。まずは「撮影時間/サイズ」を見ると「VGA」「ワイド」サイズが選べる。動画共有サイトで高画質版をアップロードができる場合に使うとよいだろう。動画にもオートフォーカス機能があるほか、動画設定で手ブレ補正やマイク設定のON/OFFができる。とくに動画撮影では周囲の音が入るので、雑音が邪魔になることもある。そんなときマイク設定をオフにしてしまったほうがいいだろう。

 動画の録画機能ではないのだが、再生機能に「タイムサーチ」という項目がメニューに用意されているので、長い動画の確認の場合、「この時間から再生」と、見たいところだけ見ることができる。また、画面の表示サイズ変更やサウンド効果を加えるといった再生機能も、自分で撮った動画をより楽しく見るのに役立つはずだ。


少し前のケータイではQVGAクラスが選べる解像度の上限であることが多かったが、本機ではVGAクラスでの撮影も可能

動画撮影時も手ぶれ補正などの機能を利用できる。再生関連も機能は充実している。長時間撮影をした場合はタイムサーチで直接指定時間にジャンプ可能

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