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インターコムが給与明細を電子化

もう給与明細に紙は使わない!Web給金帳の新版

2009年11月11日 09時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 インターコムは、給与計算ソフトで作成した給与明細データを取り込み、暗号化したPDFや携帯電話メールなどの形式に自動変換し、Web、メール、複合機にそれらを自動配信するソフト「Web給金帳 V3」(以下、V3)を開発し、11月25日から販売する。

Web給金帳 V3の配信イメージ

Web給金帳 V3画面

Web給金帳 V3画面

 新しくなったV3では、画面デザインを一新。パソコンに詳しくなくても導入や運用ができるように工夫した。導入はウイザードが用意され、10分程度で終了するという。また、複数管理者が共有するパソコンへの対応や、不正操作を追跡可能にした操作ログ機能の強化といった改善も施された。

 出力にあたっては、自宅のパソコンに対してメールで送付したり、携帯のテキストメールで取得したり、携帯電話から専用のWebサイトへアクセスしたり、複合機のタッチパネル画面を操作しての明細出力など、さまざまな形態に対応するため、会社で1人1台パソコンを支給されていない環境でも使えるように配慮されている。

 インターコムは、社員数500人の企業が本製品を導入して給与明細の電子化を行なえば、年間46万5000円のコスト削減に繋がると試算する(用紙代を25円、人件費を時間あたり1250円×16.7時間として、給与12カ月分、賞与2回として計算した場合)。

 Web給金帳 V3の製品ラインナップは、配信するデバイスや、連携する会計ソフト毎にパッケージが別になっている。

「Web給金帳 V3」
メール配信とWeb閲覧に対応。奉行シリーズ、PCA給与シリーズ、給与大臣シリーズ、弥生給与シリーズ、EXPLANNER/Aiシリーズそれぞれにパッケージが用意されている。値段はすべて100クライアント:36万7500円。
「Web給金帳 V3 メール版」
メール配信専用製品。パッケージは1点だが、インストール時に奉行シリーズ、PCA給与シリーズ、給与大臣シリーズ、弥生給与シリーズ、EXPLANNER/Aiシリーズを選択する。価格は、100クライアント:23万1000円。
「Web給金帳 V3 エンタープライズ 標準版」
CSV形式で給与明細データを出力できる環境で使用可能。メール配信とWeb閲覧両方に対応する。価格は、100クライアント:84万円
「Web給金帳 V3 エンタープライズ メール版」
CSV形式で給与明細データを出力できる環境で使用可能なところは標準版と同じだが、配信先はメールのみ。価格は、100クライアント54万6000円。
「Web給金帳 V3 for imagio 給与大臣版」
リコーの複合機「imagio」シリーズを配信先端末にし、且つメール配信、Web閲覧に対応パッケージ。給与奉行シリーズ、PCA給与シリーズ、給与大臣シリーズと連携する。価格は100クライアント:47万2500円。
「Web給金帳 V3 セキュリティ出力オプション for Fuji Xerox Devices」
富士ゼロックスの複合機・プリンタへの配信を追加するオプションパッケージ。価格は8万4000円。

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