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「ソフトバンクは最先端」をアピール 来春にはAndroidも?

ソフトバンクの新キーワードはWi-Fi、7モデルに搭載

2009年11月10日 21時37分更新

文● 行正和義、ASCII.jp編集部

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白戸家

白戸家の2人と孫社長。今冬から白戸家にさらに家族が増える

とにかく「Wi-Fi」をキーワードに
押しまくる孫社長

 11月10日、都内で開催されたソフトバンク冬春モデル新商品発表会。いつものよう孫正義社長によって行なわれたプレゼンテーションの冒頭において、大きくスクリーンに映しだされたのは「Wi-Fi=ケータイ」の文字だった。

 孫氏は「2008年はモバイル、2009年はモバイルインターネットコンテンツの年だったが、2010年はWi-Fiになる。そしていずれはWi-Fiが付いていないとケータイと言われなくなるくらいに普及するはず」と語る。

Wi-Fiは口

3Gは鼻で息を吸うのに対し、Wi-Fiは口で吸うようなものという少々謎の比喩も。要は大容量のコンテンツにはより高速な回線を、という意味のようだった

 「今まで3Gは速い速いと言ってきたが」とするように、3Gネットワークでの最大下り7.2Mbpsに比べれば、Wi-Fiは54Mbpsと格段に早い。また、ケータイの利用時間の約半分は家庭で使っているということで、Wi-Fiが大容量コンテンツのダウンロードなどに適しているのは間違いない。

 なお、今回発表されたソフトバンク携帯電話22機種のうち、主力となるのはWi-Fiを搭載した7モデル。中でもシャープ「AQUOSケータイ」の3モデルが人気の中心になりそうだ。

100連写

AQUOS SHOT 940SHの目玉機能である100連写を用いて、上戸彩さんのゴルフスイングをチェック。「まあいいんじゃない」という孫社長の微妙な答えに上戸さんは苦笑

「ソフトバンクは最先端」
それを証明するAndroid端末の来春リリースを約束

 またスマートフォンとしては、サムスン電子、東芝それぞれのWindows Mobile 6.5搭載機も用意されているが、さらに最後に隠し球的に、来春のAndroid端末リリースも宣言。「ソフトバンクはAndroidを出すにしても最先端のものを出す」としたように、3.7型有機ELと1GHzのクアルコム製Snapdragonを搭載すると、一部のスペックのみ公開された。

Android

来春のAndroid端末のリリースも発表。スペック的にはすでに発表されている製品とは違いそう

 なおWi-Fi専用の「ケータイWiFiコンテンツ」ではiPhone用ですでにおなじみの産経新聞アプリのソフトバンク版が提供されるほか、動画サービス「ケータイWiFiチャンネル」を開始するなど、コンテンツの強化も進められる。

 なお、これらのWi-Fi専用コンテンツを利用するためには「ケータイWi-Fi」と呼ばれるサービスへの加入が必要である。月額利用料として490円のほか、専用のパケット定額サービスへの加入が必須となる(月額4410円)。このパケット定額サービスは一段階制の定額サービスながら、「PCサイトブラウザ」をのぞく、3Gネットワークでのパケット利用料も定額である。

産経新聞

ケータイWiFiコンテンツで利用できる産経新聞ビューア。iPhoneと同様に無料で読める。アプリの開発元が同じだけあって、ダブルタッチこそ使えないものの使い勝手はほぼ同様

 Wi-Fi対応機以外のモデルも数が多いが、「COLOR LIFE 840P」と「Jelly Beans 840SH」はカラーリングやボディデザインにこだわっており、機能的にはシンプルなものを望むユーザー向けのモデルと言えそうだ。

 また、CMキャラクターについても白戸家に新家族が追加。上戸彩さんやダンテ・カーヴァーさんに「タラおじさん」と呼ばれていた外国人は、あの日本(の映画とアニメ)が大好きな有名映画監督だ。

クエンティン・タランティーノ監督

白戸家の新家族は「タラおじさん」こと、クエンティン・タランティーノ監督。ほとんどアドリブだったとかで、会場で上映されたムービーでも謎の演技を見せていた

 さて、次ページでは個々の端末を見ていこう。

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