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期待の新機種「α550」の画質をチェック!

2009年11月03日 12時00分更新

文● 周防克弥

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約3秒間の間にこれだけの連写が可能

約3秒間の間にこれだけの連写が可能

秒間7コマの高速連写

 連写速度は、通常の光学ファインダー使用時では秒間5コマ、ライブビュー時で秒間4コマと普通だが、「速度優先連続撮影」では秒間7コマの連写ができる(上の写真)。ただし、ピント位置と露出が最初の1コマ目で固定されてしまい、AFも露出も追従しない。動きのある被写体の場合には、追うのはちょっと難しい。


付属の標準ズームレンズもチェック!

 α550ではズームレンズ付きのレンズキットを2つ選べる。標準ズーム18-55mm F3.5-5.6付きと高倍率ズーム18-200mm F3.5-6.3付きの2種類があり、今回は標準ズームキットを試用した。

広角側18mm、F5.6。かなりの球面収差が見られる。シャープネスは開放からそこそこ良い。絞れば絞るほど解像力は低下し、F8くらいが一番高い

広角側18mm、F5.6。かなりの球面収差が見られる。シャープネスは開放からそこそこ良い。絞れば絞るほど解像力は低下し、F8くらいが一番高い

中間30mm付近、F5.6。中間くらいの絞りで開放F値はF5.6になってしまう。開放から解像感は高く、やはり絞れば絞るほど低下する

中間30mm付近、F5.6。中間くらいの絞りで開放F値はF5.6になってしまう。開放から解像感は高く、やはり絞れば絞るほど低下する

望遠側55mm、F5.6。ズーム域を通して開放から解像感は高く、絞れば絞るほど低下する。ズーム全域で美味しく使えるのはF8.0くらいまで

望遠側55mm、F5.6。ズーム域を通して開放から解像感は高く、絞れば絞るほど低下する。ズーム全域で美味しく使えるのはF8.0くらいまで

質感の描写力は結構高い。標準レンズのぼけ方はちょっとエッジが立つ。少し2線ぼけな傾向が出ている。もう少しなだらかなぼけ方のほうが望ましい

質感の描写力は結構高い。標準レンズのぼけ方はちょっとエッジが立つ。少し2線ぼけな傾向が出ている。もう少しなだらかなぼけ方のほうが望ましい

絞り開放付近だとかなりシャープに写る。ハイライト側の階調はそこそこ広いが暗部側はちょっと狭め。このショットではオプティマイザー系の設定は行なっていないが、基本的にはオートに設定しておくのがよさそう

絞り開放付近だとかなりシャープに写る。ハイライト側の階調はそこそこ広いが暗部側はちょっと狭め。このショットではオプティマイザー系の設定は行なっていないが、基本的にはオートに設定しておくのがよさそう


動画機能が不要ならおススメの1台

液晶モニターは上下に90度まで可変する

液晶モニターは上下に90度まで可変する

 DROやHDRの機能はかなり素晴らしい。オートのままでほぼ適正な効果が得られるので、難しく考えてあれこれ設定をいじらないでも十分な効果が得られる。

 絵作りの傾向としては、発色が高く、コントラストも高い。基本的にDROを入れておくのがよさそうだ。使っていて気に入ったのが可変する背面液晶。アングルの自由度が高く、つい意味もなく使ってしまった。

 暗部補正機能やHDR機能、高感度性能など、かなり高い能力を持っている。動画機能がないのは残念だが、それ以上に使い勝手のある機能が満載だ。動画が必要なく、普通にキレイな絵を撮りたいならおすすめ度は高い。

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