なぜBlu-rayを搭載しない!
吉田:確かに、Blu-ray非搭載はやめてほしい。今回は、21.5インチもフルHDの液晶ディスプレーにしたにもかかわらず、何でBlu-rayがないのという。Snow Leopard自体はBlu-rayを認識するんですよ。データディスクは扱えるんですが、市販のBDタイトルは再生できない。
ヒロタ:今回こそ載せてくると思ったんですけどね。
石坂:昔のアップルは、将来性があると思ったら、新しいものでもいち早く採用してアピールしていたじゃん。最近は、それをやらないね。
ヒロタ:米国ではiTunes Storeの「iTunes Movie Rental」を通じて映画を配信しているから、Blu-ray載っけちゃうと都合が悪いとか(関連記事)。
石坂:Windowsマシンだって、iTunes Storeで買えるんだから同じじゃん。Macに載せない理由なんて全然ないよ。映画を綺麗に見たいというニーズに応えてない。
吉田:そこは一番ネックかもしれない。北米は知らないですけど、日本だとBlu-rayは広まりつつあって、レコーダーもBlu-rayを搭載しないと売れない感じですし。
石坂:昔は出始めの規格でもいいものならMacに採用して、スタンダードにしていこうという気持ちがあったじゃない。今はそういう意気込みが感じられない。
吉田:標準仕様に迎合してる感じは確かにあるかもしれません。
ヒロタ:Macではあまり感じられなくなりましたよね。どうしてでしょうね。
石坂:地デジとか日本独特のものは仕方ないと思うけど、せめて世界のスタンダードが決まったBlu-rayはどうにかしてほしい。あのiMacの大画面でBlu-rayが見られないのは、どうしても許せねーよ。
吉田:プロのビデオ業界は視野に入れていてBlu-rayのオーサリングはできるんですけど、コンシューマには全然向いてないですよね。
石坂:そういえば今度、27インチのiMacは外部入力ができるようになったじゃない。あれにプレイステーション3とかつないで見られないのかな?
吉田:今のところはダメで、Macだけなんですよ(詳しくはこちらの記事を参照)。
石坂:ひっでー。
吉田:ソフトウェア的に切り替えるんですね。普段は出力として使っているMini Displayportに入力信号が入ってくると、Snow Leopardが信号を検知して切り替えてくれる。つまり、iMacはずっと起動してなくちゃいけないんですよ。純粋なディスプレーとしては使えない。
石坂:それは何のメリットがあるの? 見れるだけ?
吉田:全然分からないです。どういう意味があるのか。
ヒロタ:デスクトップとノートのMacを持っていて、さらに外部ディスプレーがほしい人用でしょうか。ノートだと画面が狭いから外部ディスプレーがほしいけど、もう1台ディスプレーを置くのも邪魔になるという。
石坂:じゃあiMacで作業すりゃいいじゃん。
吉田:MobileMeとか、データ同期の手段を用意してるんだから、別にそれを使えばいいと思うんだけどな。
ヒロタ:俺も最初、外部入力ができると聞いたときは「便利かも!」と思ったんですけど、iMac立ち上げておかなきゃならないなら、あんまり意味がないのかも……。その辺、ちょっと使ってみないと便利さが未知数ですね。