特集3回目となる今回は、スタンダードモデルを元に各メーカー機種の「使い勝手」について検証してみたい。簡単操作はどのモデルも重視している部分だが、実際に使ってみるといろいろと違いがある。
ここではまず、録画予約、番組再生というもっともよく使う操作を実際に試して、操作のステップ数や操作の反応の良さなどをレポートする。テストしたモデルは前回同様、「パナソニックDMR-BW570」、「ソニーBDZ-RX30」、「三菱DVR-BZ130」の3モデルだ。
見やすいのはどれ!? 電子番組表対決
録画予約は、製品でもっとも使う操作だけに、各社ともいろいろと工夫をしている部分。まずは番組表を見ていこう。パナソニック「DMR-BW570」と三菱「DVR-BZ130」はどちらも「Gガイド方式」で、番組表の左に広告スペースがあることが特徴だ。
その分、番組の表示エリアはやや小さくなる。だが、表示チャンネル数は3/5/7/9/11/15/19まで選択可能。文字が小さくなるので、19ch表示などは50V型以上の大画面テレビ用だが、組み合わせるテレビの画面サイズに合わせて表示チャンネル数を柔軟に変更できるのは便利だ。パナソニックと三菱の両方を比べてみると、構成要素はほぼ同じだが、上部の番組解説や曜日の表示がパナソニックの方がすっきりと読みやすいように感じた。
つづいて、ソニーの番組表は独自デザインで黒地に白ヌキ文字となっているのが対照的。好みの差でもあるが、画面全体が黒いのでやや重苦しい印象。放送中の番組表示もないので、多少不便に感じる部分もある。表示チャンネル数は3/5/7チャンネル表示の3つ。多くはないが少ないと感じるほどでもない。気になったのは表示速度で、表示されている時間帯の次の時間帯へスクロールしようとすると、表示がもたつく。しばらく十字キーを下に押し続けていると、文字表示が消えて時間移動だけスピーディーに行なえるようになる。あるいは、オプションメニューから「日付指定」を選んで切り換えた方がいい。
トータルでは、パナソニック、三菱の方がスクロールが速く、使い勝手は良好。しかも、パナソニックは文字が読みやすく、ジャンル別色分け表示も文字部分は色を薄くして軽やかな見せ方になっているのも良かった。
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