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まなめの「週刊Twitterなう!」 第15回

東京に新たな町「粒谷区」が誕生?

2009年10月21日 16時00分更新

文● まなめ

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東京に幻の24区が出現か(17日)

 17日、「粒谷区」というキーワードが突然大ブームとなった。

ホフディランの小宮山雄飛さんによるつぶやきを発端として、突如として「粒谷区」というダジャレ地名がブームになった

 きっかけは、アーティスト・ホフディランの小宮山雄飛さん(@yuhikomiyama)の「渋谷区とつぶやくも似てる」という何気ないつぶやき。そこから「ぜひ『渋谷区でつぶやく会』を開きましょう」「いっそ、粒谷区という新しい区をつくるとか」とトントン拍子で話が進んでいった。

 話の流れで、ニュースサイト「ネタフル」管理人のコグレマサトさん(@kogure)が、「本日、粒谷区に引っ越してきたコグレと申します。どうぞよろしくお願いします」と宣言したところから「私も粒谷区に転居したい」「転入希望」という声が続々と寄せられ、ブームとなった。

 「粒谷区の隣には笹谷区とか土嫁区、雨後目区などがあります」「Twitter使いの粒谷区民以外にも、Skype使う人たちの皆東区や、読んでそのままの笛椅子部区などもあります」「野村監督はやっぱし暮谷区にお住まいなんだろうな」と語呂あわせを楽しむユーザーもいた。

ユーザーが写真共有サービス・Twitpicに投稿した「粒谷区」オフィシャルマーク。渋谷区のオマージュとなっている

 単なるダジャレがここまで一気に爆発した理由は、(1) ハッシュタグ「#2289」を使用したこと、 (2) Writeboardというみんなで編集できる公式サイト@2289staffという粒谷区役所職員アカウントが登場したこと、そして (3) 「勢いで粒谷区のロゴを作った」とオフィシャルマークがアップされるなど、スピーディーに「粒谷区」周りのアイデアがまとめられていったことなどが挙げられる。

 一連の流れを見たユーザーからは「こんなダジャレみたいなことを、大人がよってたかって真剣に作り上げようとする感じが心地よい」「Twitterで見ず知らずの大勢でコラボして現実の商品を生み出せたらいいかも」「突発で持ち上がった企画とはいえ、アーティストで有名人である雄飛さんと一般ユーザーがこんな形でつながれるってすてき」といった声が上がった。

こちらもユーザーが作った粒谷区公式サイト。粒谷区の「憲章」などが事細かに掲載してある

 現在粒谷区には、@2289staffをフォローするか、「転入希望 #2289」と発言することで「転入」が出来る。現在「粒谷区音楽祭」などの企画が上がっており、これからも粒谷区の動きから目が離せない。



まなめ

1996年開設の老舗ニュースサイト「まなめはうす」、Twitterまとめブログ「さまざまなめりっと」管理人。本業はシステムエンジニアでもある。その経験を活かし、「笑ってダマされタメになる!きたみとまなめのIT用語集」(ITpro)も連載中。


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