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【所長コラム】「0(ゼロ)グラム」へようこそ

Windows 7は何がよいのか?

2009年10月21日 06時00分更新

文● 遠藤諭/アスキー総合研究所

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I run Windows 7

 10月22日に発売が予定されている、マイクロソフトのPC用基本ソフト(OS)「Windows 7」について、「何がいいのですか?」とよく聞かれる。わたし自身は、早いベータ版には手を出さなかったが、8月頃から、ふだん仕事で使っているPCにリリース候補版を入れている。

 このコラムでも「Windows 7はセンサOS?」という話で、Windows 7について触れたことがある。ここで言う「センサ」というのは、位置(GPS)や温度、加速度、光、画面のタッチなど、PC本体に備えられた感知デバイスのことである。

 これまでも、「VAIO type P」にGPSが付いているなど、センサを装備したPCはあった。しかし、コンピュータの世界では、ウィンドウズが“標準”で対応したことの市場への影響力は大きい。マイクロソフトが決めたのならと、ソフトメーカーも対応ソフトを安心して開発できるからだ。光を見て画面の配色を変えたり、GPSに合わせて表示位置を変える地図ソフトなど、いろいろな機能が思い浮かぶ。

 だが、GPSにしろ加速度センサ(振ったり叩かれたりしたのを感知できる)にしろ、液晶のマルチタッチにしろ、「iPhoneやAndroidには付いているでしょう」と指摘されるかもしれない。最近のスマートフォンではお馴染みの機能というわけだが、Windows 7は、PCのモバイル性能が、スマートフォンと同等になると考えてもよい。

 そうなのだ、マイクロソフトは、モバイル領域もWindows 7で攻めていこうと考えている。Windows 7にはいくつかのバージョンがあるが、そのうちの「Starter Edition」は、いわゆる“ネットブック”用である。iPhoneとAndroidに対抗する「Windows Mobile 7」という商品も計画されているが、先日、同社はプロジェクトが遅れていることを認めたばかりだ。

 現在、ネットブックが占有している「お気軽ノート」の領域は、これから1~2年の間に、急速にiPhoneやAndroidのようなタッチ操作の端末になっていくのではないかと思う。発売が噂されているアップルのタブレットは、Mac OSではなく、iPhone型のOSが搭載されると思う(iPhone OSも中身はMac OSなのだが)。一方、マイクロソフトと仲の良かったインテルが、「モブリン」というモバイル向けOSを出してくるなど、この領域、業界的には風雲急を告げているわけなのだが……。

 業界的な見方では、Windows 7は、モバイルからサーバまで、ほとんどのラインナップに関わるきわめて重要な製品ということである。

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