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Windows 7が快適に動くPCを自作しよう 第4回

Windows 7でTV視聴! 「新世代AVパソコン」を作ろう!

2009年10月19日 20時00分更新

文● 石井 英男

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新世代AVパソコンのオススメ構成はコレだ!(AMD編)

 今度は、AMDプラットフォームでのオススメ構成を紹介しよう。

CPU:AMD「Phenom II X4 955 Black Edition」 実売価格:2万円前後

 AVCHDなどのハイビジョン動画の編集を快適に行なうには、クアッドコアCPUがほしいところだ。最上位の「Phenom II X4 965 Black Edition」を選んでもいいが、コストパフォーマンスを考えてひとつ下の「Phenom II X4 955 Black Edition」をチョイスした。

Phenom II X4 955 Black Edition。Socket AM3対応し、クロック周波数は3.2GHz、3Lキャッシュ容量は6MBだ

マザーボード:GIGABYTE「GA-MA785GT-UD3H」 実売価格:1万2000円前後

 ビデオカードを装着して利用することになるので、マザーボードはグラフィックス機能を搭載していないものでいいのだが、DDR3をサポートしたSocket AM3対応マザーボードで、グラフィックス機能が非搭載の製品はAMD 790FX搭載製品などのハイエンドモデルが中心となるため、入手性がよく価格的にも手頃なAMD 785G搭載マザーボードを選ぶことにした。ここではGIGABYTEの「GA-MA785GT-UD3H」を選んだが、他社からもほぼ同等の製品が発売されているので、そちらを選んでもよい。

GIGABYTEの「GA-MA785GT-UD3H」。AMD 785G搭載マザーボードだ

メモリー:Corsair「CMX8GX3M4A1333C9」 PC3-10666 2GB×4 実売価格:2万4000円前後

 ハイビジョン動画の編集を快適に行なうためには、4GBを超えるメモリーを搭載した64bit環境が望ましい。価格と容量のバランスを考えると、2GB×4で合計8GBというのが現実的であろう。Intel編と同様に、Corsairの「CMX8GX3M4A1333C9」を選んだ。

CMX8GX3M4A1333C9。2GBのメモリーが4枚セットになった製品だ

ビデオカード:Galaxy「GF PGTS250/1GD3」 実売価格:1万6000円前後

 ビデオカードは、Intel編と同じGeForce GTS 250搭載ビデオカードをチョイスした。AMD製GPUで統一しなかったのは、現時点では、GPGPUプラットフォームとして、AMDの「ATI Stream」よりもNVIDIAの「CUDA」をサポートした動画編集ソフトやエンコードソフトが多いことや、アイ・オー・データ機器のWindows 7専用テレビチューナーカード「GV-MC7/VS」がAMD製GPUに非対応であることから。そのため、NVIDIA製GPU搭載ビデオカードを選ぶことにした。

GeForce GTS 250を搭載したGalaxyのビデオカード「GF PGTS250/1GD3」。ビデオカードはあえてNVIDIA製GPUをチョイスした

テレビチューナーカード:アイ・オー・データ機器「GV-MC7/VS」 実売価格:1万2000円前後

 テレビチューナーカードは、Windows 7のMediaCenter機能に対応した現時点では数少ない製品である「GV-MC7/VS」を選んだ。地上/BS/110度CSデジタル放送の3波対応で、Windows 7の32bit版/64bit版の両方に対応しているので、今回のような用途には最適だ。なお、前述したように、GV-MC7/VSは、現時点ではAMD製GPU(Radeonシリーズ)には非対応なので注意したい。

アイ・オー・データ機器製の地上/BS/110度CS対応チューナーカード「GV-MC7/VS」。Windows 7は64bit版にも対応するが現時点ではAMD製GPU(Radeonシリーズ)には非対応

その他必要なもの

 HDDと光学ドライブ/OS/ケース/電源ユニットの選び方についても、基本的にIntel編と同じなのでそちらを参照してほしい。Intel編と同じHDDと光学ドライブ、OSを選んだ場合、ケースと電源ユニットを除いたパーツ価格の合計は14万9000円前後となる。

(次ページへ続く)

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