日本HP HP Mini 110
「ZEN-design」が魅力の個性派デザイン
HPのWindows 7搭載ネットブックは、独特なカラーリングと立体的なデザインプリントで人気を博している「HP Mini 110」の冬モデルが発売される。
量販店(店頭販売)モデルと同社の直販サイト「HP Directplus」の直販モデルの2系統があり、一部のスペックが異なる。共通部分は、CPUのAtom N280(1.66GHz)とチップセットのIntel 945GSE Express、メモリーに1GBなど。異なる部分は、HDD容量が直販モデルでは160GBなのに対して、量販店モデルは250GBと多くなっている。直販モデルにはOffice Personal 2007がプリインストールされたモデルも用意される。
また、ディスプレーサイズは両者とも10.1型ワイドながら、解像度が直販モデルでは1024×600ドット、量販店モデルでは一回り広い1366×768ドットとなっている点も異なる。なお、液晶ディスプレーのバックライトはLEDバックライトを採用していて、高輝度でメリハリある画質を実現するうえ長寿命。おまけに省電力で、バッテリー駆動時間の長時間化にも貢献する。
いずれのモデルでも、デザインバリエーションは2種。「canna」(かんな)は、本体色の「淡紅藤」(メタリックピンク)に植物的なデザインが施され、「uzu」(うず)は本体色「白磁」(パールホワイト)に渦巻き模様のデザインが施されている。同社はこの一連のデザインを「ZEN-design」と総称している。ともすると地味になりがちなネットブックに遊び心のあるデザインが盛り込まれ、多くのユーザーの注目を集める製品だ。
また、先行して発表された「HP Mini 110 by studio tord boontje」もWindows 7 Starter搭載ネットブックとなっている。通常は壁紙の変更ができないWindows 7 Starterだが、このモデルのみ、オリジナルユーティリティソフトによって壁紙の変更が可能になっている。
サイズは幅263×奥行き173×高さ28~33mm、重さは約1.16kgと同クラスのネットブックの標準レベル。キーピッチは17.5mmで文字入力も快適だ。ただし、タッチパッドのボタンがパッド下部ではなくパッドの左右に配置されているので、若干の慣れは必要か。バッテリー駆動時間は、付属の標準バッテリーで3.75時間とまずまずだ。
量販店モデルの予想実売価格は5万円前後で、Officeなしの直販モデルの価格は4万9980円からとなっている。
HP Mini 110(量販店モデル) の主な仕様 | |
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CPU | Atom N280(1.66GHz) |
メモリー | 1GB |
グラフィックス | Intel 945GSE Expressチップセット内蔵 |
ディスプレー | 10.1型ワイド 1366×768ドット |
HDD | 250GB |
無線通信機能 | IEEE 802.11b/g、Bluetooth 2.1 |
サイズ | 幅263×奥行き173×高さ28~33mm |
質量 | 約1.16kg |
バッテリー駆動時間 | 約3.75時間 |
OS | Windows 7 Starter |
予想実売価格 | 5万円前後 |
HP Mini 110(直販モデル) の主な仕様 | |
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ディスプレー | 10.1型ワイド 1024×600ドット |
HDD | 160GB |
価格 | 4万9980円から |
それ以外の主な仕様は量販店モデルと同等 |
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