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Windows 7が快適に動くPCを自作しよう 第3回

Windows 7を入れるなら静音、低電力な小型PCにしたい

2009年10月16日 12時00分更新

文● 石井 英男

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低消費電力MicroATXマシンのオススメ構成はコレだ!(AMD編)

 今度は、AMDプラットフォームでのオススメ構成を紹介しよう。

CPU:AMD「Phenom II X4 905e」 実売価格:1万8000円前後

 AMD製CPUの場合、モデルナンバーの末尾に「e」が付く製品が低消費電力版だ。現在、入手しやすいAMD製の低消費電力版CPUとしては、クアッドコアの「Phenom II X4 905e」、トリプルコアの「Phenom II X3 705e」、デュアルコアの「Athlon X2 240e」「同 235e」などがあるが、ここではその中で最上位となるPhenom II X4 905eをチョイスした。クアッドコアでも、実売価格は1万8000円前後であり、コストパフォーマンス的にも魅力だ。

Phenom II X4 905e。クロック周波数は2.5GHz、L3キャッシュ容量は6MBだ

マザーボード:ASUSTeK「M4A785TD-M EVO」 実売価格:1万2000円前後

 マザーボードはIntel編と同じく、グラフィックス統合型チップセット搭載マザーボードを選ぶのがよいだろう。Phenom II X4 905eはSocket AM3対応CPUであり、Socket AM3対応マザーボードまたはSocket AM2+対応マザーボードで動作する。

ASUSTeK製マザー「M4A785TD-M EVO」。グラフィックス機能を内蔵したAMD 785Gを搭載したMicroATXマザーボードだ

メモリー:Corsair「TW3X4G1333C9A」 DDR3-1333 2GB×2 実売価格:1万円前後

 メモリーの選び方については、基本的にIntel編と同じだ。サーバー用途として使うことも視野に入れるのなら、メモリーは信頼性の高いものを選びたい。容量は2GB×2の4GBあればOKだろう。ただし、Socket AM3対応マザーボードは、DDR2メモリーではなくDDR3メモリーを利用することに注意。ここでは、信頼性に定評のあるCorsair製の「TW3X4G1333C9A」を選んだ。

TW3X4G1333C9A。2GBのメモリーが2枚セットになった製品だ

その他必要なもの

 HDDと光学ドライブ/OS/ケース/電源ユニットの選び方についても、基本的にIntel編と同じなのでそちらを参照してほしい。Intel編と同じHDDと光学ドライブ、OSを選んだ場合、ケースと電源ユニットを除いたパーツ価格の合計は7万5100円前後であり、Intel編の構成よりも9000円程度安くなる。こちらはケースと電源ユニット込みで、9万円あればお釣りがくるだろう。

(次ページへ続く)

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