Timelineシリーズに11.6型を追加 Aspire oneも高解像度化
Acer、CULV採用の11.6型Windows 7ノートが5万9800円
2009年10月13日 20時20分更新
11.3型の新モバイルノート
ネットブックを上回る性能で価格は5万円台
日本エイサー(以下Acer)は製品発表会を開催。Windows 7を搭載した新ノート製品を発表した。いずれも10月22日の発売を予定している。
まず冒頭に登場した同社代表取締役社長のボブ・セン氏は「Windows 7は一言で言うと合理化されたWindows。これはAcerの考えと一致する」と発言。また、日本のパソコンのコストは高すぎると見ており、今後もコストパフォーマンスを追究していきたいとする。
そんなAcerの注目製品は、低価格モバイル「Aspire Timeline」シリーズに追加された11.6型(1366×768ドット)モデルの「AS1410」である。同シリーズの13.3型モデルは、Core 2 Duoを搭載するモバイルノートながら9万円台で購入できる価格が魅力的だったが、AS1410もそのラインを継続する。
こちらはCPUに超低電圧版のCeleron SU2300(1.2GHz)を採用。いわゆるCULV版プロセッサーで、シングルコアながらAtomシリーズを上回る性能を持つ。その他のスペックとしては、2GBメモリ(空きスロット×1)、250GB HDD、IEEE 802.11b/g/n対応の無線LAN、Bluetooth、HDMIなどを搭載する。バッテリー駆動時間は約7時間(6セル)で、重量は約1.38kg。
店頭価格は5万9800円を予定。モバイルノートPC並の性能とバッテリー駆動時間を持ちながら、価格はネットブック並というのが最大の特徴となる製品と言える。
Aspire Timeline(AS1410シリーズ)の主なスペック | |
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CPU | Celeron SU2300(1.2GHz) |
メモリー | DDR2-667 2GB |
グラフィックス | Intel GS45 Expressチップセット内蔵 |
ディスプレー | 11.6型 1366×768ドット |
HDD | 250GB |
無線通信機能 | IEEE 802.11b/g/n、Bluetooth 2.1+EDR |
サイズ | 幅285×奥行き204×高さ22.1~30mm |
質量 | 約1.38kg |
バッテリー駆動時間 | 約7時間 |
OS | Windows 7 Home Premium(64bit) |
価格 | 6万円前後 |
ネットブックのAspire oneは
液晶の解像度が向上
一方ネットブックの「Aspire one」にも新モデルを登場。10.1型ディスプレーの解像度は1024×600ドットから1280×720ドットに進化。搭載OSはWindows 7 Starterに変更された。それ以外の主なスペックには変更が無く、Atom N280(1.66GHz)、1GBメモリ、160GB HDDなど。駆動時間は7.5時間。
Aspire one(D250シリーズ)の主なスペック | |
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CPU | Atom N280(1.66GHz) |
メモリー | DDR2-667 1GB |
グラフィックス | Intel 945GSE Expressチップセット内蔵 |
ディスプレー | 10.1型 1280×720ドット |
HDD | 160GB |
無線通信機能 | IEEE 802.11b/g、Bluetooth 2.1+EDR |
サイズ | 幅258.5×奥行き184×高さ25.4mm |
質量 | 約1.23kg |
バッテリー駆動時間 | 約7.5時間 |
OS | Windows 7 Starter |
価格 | 4万7000円前後 |
これ以外にも15.6型のAthlon II X2搭載ノート「AS5542」、NVIDIA IONプラットフォームを搭載の小型デスクトップ「AspireRevo」などにもWindows 7搭載モデルが登場する。
なお発表会会場では今後発売予定の、フェラーリブランドを用いた「Ferrari ONE」、同社がロンドン五輪をスポンサードすることを記念してAspire Timelineシリーズに五輪のロゴを加えた特別モデルも参考展示されていた。