その1――カスタマイズが簡単なのはどれ?
近年のセキュリティソフトは、ウイルス対策だけでなく、スパムメールやWebアクセス、情報漏洩などのあらゆる脅威からパソコンを保護するようになっている。機能が多いとCPU負荷やメモリー消費も高まるため、不要と思われる機能は使わずにいたいものだ。そこでまずはそれぞれのセキュリティソフトの設定変更について見ていこう。ここでは機能のON/OFF状況の分かりやすさに注目したい。
Norton Internet Security 2010
メイン画面で、右側に表示されるインジケータランプ状の部分をクリックすると、ダイアログ画面が開いてそれぞれの機能を動かすかどうかを選択できる。何かの作業をするときにセキュリティ機能を一時的にオフにしたいときは、15分や1時間など一定時間だけオフにしたり、使わない機能を継続してオフにしたりもできる。
さらに詳細な設定は、メイン画面の左右中央にある[設定]をクリックする。ここで開く設定画面でも、インジケータランプ状のスイッチをクリックすることで、各機能のオン/オフを詳細に設定できる。
G Data Internet Security 2010
最初の作業は、メイン画面のセキュリティステータスをレッドからグリーンに変えることだろう。画面右上の[対策]ボタンをクリックして作業を開始する。
各機能のオン/オフは、タスクトレイに表示されるアイコンを右クリックし、ウイルスガード、ファイアウォールの無効化、オートパイロットのオフなどを行なう。それぞれを選択すると、小さなダイアログ画面が開くので、そこで5分/10分/15分……4時間/8時間/再起動するまでの中から無効化する時間を選ぶ。
ウイルスバスター2010
メイン画面左のメニューで機能を選択し、それぞれの[設定]ボタンをクリックして、オン/オフを選択していく。小さなダイアログ画面が開くので、そこでオフにする時間を選ぶ。
ここで設定しておきたいのは、ポップアップメッセージの表示設定だろう。ちょっとした注意事項も表示させるようにしておくと、Windows操作の妨げになることもある。緊急警告だけに絞っておきたい。
また、ウイルスバスターではネットワークでつながれた別のパソコンに対しての、手元のパソコンからインストール/設定変更が可能な「ホームネットワーク管理」機能がある。初期設定時に、数台のパソコンをまとめて処理できるのは便利そうだ。
Kaspersky Internet Security 2010
メイン画面の右上にある[今すぐ解決]をクリックして、ステータス表示をグリーンにしておきたい。それには更新版をダウンロードしての再起動、ライセンスの確認、アンチスパム機能の学習などが必要になる。
タスクトレイのアイコンを右クリックして[設定]を開くと、各機能の設定が行なえる。ただし、ここで設定できる項目は非常に多岐にわたっている。そもそもインストール時に、おおよその初期設定を行なっているため、簡易な設定は特に必要ないからだ。
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