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知れば納得! セキュリティーソフト最新事情 第5回

2010年版セキュリティソフト、使いやすいのはどれ?

2009年10月11日 12時00分更新

文● 池田圭一、ASCII.jp編集部

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毎年10月になると、各社のセキュリティソフト(ウイルス対策ソフト)がバージョンアップする。来年1年間の安全・安心を任せられるのはどのソフトだろうか?

「警告連発」から、「静かに黙ってウイルスをやっつける」に変身?

 ここ2~3年間、セキュリティソフトは増え続けるウイルスに対する発見率の高さや精度が競われてきた。そこに迷惑メールフィルターや個人情報漏洩防止機能、ネットワーク攻撃を防ぐファイアウォールなどの機能が追加されるようになると、それぞれの機能の設定がややこしくなり、セキュリティソフトの動作自体もパソコンに負荷を与えるようになってきた。アプリケーションを動かすためにパソコンを使うのか、それとも、セキュリティソフトを動かすためにパソコンを使うのか、手段と目的が入れ替わっている気さえしたものだ。

 ところが、一昨年あたりから状況が変わってきている。セキュリティソフトは、目立つことなく確実にウイルスを発見して駆除するようになってきたのだ。ファイアウォール機能も、ユーザーにいちいち通信の許可を求めるのではなく、黙って動作するようになってきた。現在のセキュリティソフトは「ウイルス検出時間が短い」、「ほかのソフトの動作を妨げない」、「設定が簡単」ということをキーワードにしているのだ。

 それでは、来年1年間の安全・安心を任せられるのはどのソフトなのか。この記事では「使い勝手」に注目しながら、最新のセキュリティソフト4製品を紹介する。

ノートン インターネットセキュリティ 2010 (シマンテック) 3台まで利用可、1年更新、ダウンロード版/パッケージ版ともに 6480円

G Data インターネットセキュリティ 2010(G Data Software) 1年更新/3台用、ダウンロード版 3480円、パッケージ版 4250円

ウイルスバスター2010(トレンドマイクロ) 3台まで利用可、1年更新、ダウンロード版 4980円、パッケージ版 5980円

Kaspersky Internet Security 2010(ジャストシステム) 1年更新/2台用、ダウンロード版 4680円、パッケージ版 6800円

 なお今回のテスト機には富士通のご厚意により「FMV BIBLO NF/D70」をお借りして使わせていただいた。15.6型ワイド液晶を搭載するスタンダードなノートパソコンであり、一般家庭で使われているパソコンと性能、設定面での差異はそれほど大きくないだろう。

FMV BIBLO NF/D70


FMV BIBLO NF/D70 主なスペック

CPU:インテル Core2 Duo P8700(2.53GHz)
メモリー:4GB
HDD:約500GB
OS:Windows Vita Home Premium(SP3)
富士通直販価格:16万9800円

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