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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第122回

パナの「20mm F1.7」レンズで猫撮り

2009年10月09日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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顔にピントを合わせ、小さく鳴いた瞬間を狙って撮影。大きくプラスに補正したので、白さ際だつ写真に。大きなボケに注目(2009年10月 パナソニック LUMIX DMC-GH1)

 2009年の夏~秋は「コンパクト一眼」が盛り上がった。まあマイクロフォーサーズの「一眼レフ」じゃないレンズ交換式デジカメで、オリンパスの「E-P1」とパナソニックの「GF1」だけなんだけど、なんか周辺に購入者続出だったのである。

 わたしはすでにパナソニックの「GH1」を持っていたので(関連記事)、カメラ本体は買ってない。ただ、レンズだけ買った。GF1と同時に登場した「20mm F1.7」(実売4万円前後)という単焦点レンズである。35mmフィルム換算だと40mm相当。「やや広角目」って感じのスナップ用レンズ。

「LUMIX G 20mm/F1.7 ASPH.」レンズを装着したGH1。薄くてコンパクトなので思ったより収まりがいい

「LUMIX G 20mm/F1.7 ASPH.」レンズを装着したGH1。薄くてコンパクトなので思ったより収まりがいい

 これが予想以上によいのだ。何しろ小さくて軽い。F1.7と明るいのもいい。明るいし、背景をボケさせた写真も撮れる。手ブレ補正はついてないけれども、今のところそれで困ったことはなし。ズームレンズは便利だけど、時には単焦点の軽さもね。

 で、もちろん猫を撮るのである。

 その1枚が冒頭の写真。けっこう暗い日陰でも、F1.7なら余裕。ISO 800まで上げたけど、思いきりプラスの露出補正をしてもまったくブレないで撮れてるし、顔以外がいい感じにボケててくっきりした写真になってる。

かなり暗い寝室の奥で猫ベッドでくつろいでる「かふか」(我が家の猫)の目にピントを合わせて撮影。周辺のぼけが大きいので目元がきりっと見える(2009年9月 パナソニック LUMIX DMC-GH1)

かなり暗い寝室の奥で猫ベッドでくつろいでる「かふか」(我が家の猫)の目にピントを合わせて撮影。周辺のぼけが大きいので目元がきりっと見える(2009年9月 パナソニック LUMIX DMC-GH1)

 いつもはISO 1600でも(暗くて)大変なうちの寝室でもこの通り。ISO 1000にはしたけど、1/30秒でブレずに撮れてるし、いい感じに背景もボケてくれるので、右奥に見えてるマンガのタイトルがバレない(笑)。

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