2009年の夏~秋は「コンパクト一眼」が盛り上がった。まあマイクロフォーサーズの「一眼レフ」じゃないレンズ交換式デジカメで、オリンパスの「E-P1」とパナソニックの「GF1」だけなんだけど、なんか周辺に購入者続出だったのである。
わたしはすでにパナソニックの「GH1」を持っていたので(関連記事)、カメラ本体は買ってない。ただ、レンズだけ買った。GF1と同時に登場した「20mm F1.7」(実売4万円前後)という単焦点レンズである。35mmフィルム換算だと40mm相当。「やや広角目」って感じのスナップ用レンズ。
これが予想以上によいのだ。何しろ小さくて軽い。F1.7と明るいのもいい。明るいし、背景をボケさせた写真も撮れる。手ブレ補正はついてないけれども、今のところそれで困ったことはなし。ズームレンズは便利だけど、時には単焦点の軽さもね。
で、もちろん猫を撮るのである。
その1枚が冒頭の写真。けっこう暗い日陰でも、F1.7なら余裕。ISO 800まで上げたけど、思いきりプラスの露出補正をしてもまったくブレないで撮れてるし、顔以外がいい感じにボケててくっきりした写真になってる。
いつもはISO 1600でも(暗くて)大変なうちの寝室でもこの通り。ISO 1000にはしたけど、1/30秒でブレずに撮れてるし、いい感じに背景もボケてくれるので、右奥に見えてるマンガのタイトルがバレない(笑)。
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