NTTドコモブースで、茶色い石のような物体に群がる人だかりを発見した。何かと思えば「TOUCH WOOD」と呼ばれる携帯電話。世界の森林を救うためのプロジェクト「more trees」に賛同する同社が、ヒノキ間伐材を使用して製作したのがこのケータイだ。
木材圧縮加工をオリンパスが、端末製造をシャープが担当しているという。
一方、auブースでは燃料電池内蔵の携帯電話を参考展示していた。燃料電池ケータイは数年前から各種イベントで参考展示が見られるが、年々薄くなっており、今回のものはギリギリ胸ポケットに収まるぐらいのサイズになったかな?という印象だ。
なお、ドコモ、au双方とも次世代通信方式「LTE」への取り組みをアピールしており、特にauのブースではLTEで伝送したHD動画をプラズマディスプレーに表示する、というデモを実施していた。
超高速なおサイフケータイが実現!?
通信で言えば、ソニーや東芝のブースで「TransferJet」という近接高速無線転送技術をデモしていた。
「TransferJetコンソーシアム」という団体が規格を策定中で、FeliCaのようにデバイスをかざすことでデータをやり取りするものだが、そのデータ転送速度は最大560Mbpsで、動画や画像などを一瞬でやり取りできる。