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HTML5のcanvasで作る画像フィルター (6/6)

2009年10月07日 10時00分更新

文●古籏一浩

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IEでもcanvasを使いたい!

 本記事の冒頭で説明したとおり、IEはcanvas機能をサポートしていませんが、グーグルが提供している「Google Chrome Frame」プラグインをインストールすると、Google Chromeと同じようにcanvasが使えます。Google Chrome Frameは、IEの見た目はそのままに、レンダリングエンジンをGoogle Chromeと同じWebKitに変更するプラグインです。JavaScriptエンジンもGoogle Chromeと同じになり、処理速度も向上します。

 Google Chrome Frameは以下のページからダウンロードできます。

 http://code.google.com/intl/ja/chrome/chromeframe/

fig6-1.png

Google Chrome Frameのダウンロードページ


 右上の「Get Google Chrome Frame」ボタンをクリックすると、以下のような画面になります。Optionalのチェックは入れても入れなくても構いません。「Accept and Install」のボタンをクリックしてダウンロードします。

fig6-2.png

「Accept and Install」のボタンをクリック

fig6-3.png

インストーラーをダウンロードして保存する(保存ボタンをクリック)

fig6-4.png

ここではデスクトップに保存する

fig6-5.png

保存したらChromeFrameSetup.exeアイコンをダブルクリックして起動する。セキュリティ警告のダイアログが表示されたら「実行」ボタンをクリックする

fig6-6.png

ダウンロードとインストールが開始される

fig6-7.png

正常にインストールが完了するとこの画面になる


 あとは、HTMLに以下のmetaタグを追加するだけです。


<meta http-equiv="X-UA-Compatible" content="chrome=1">


 これで自動的にレンダリングエンジンがWebKitに切り替わり、canvas機能を利用できるようになります。

fig7-1.png

metaタグが記述されていないとIEのレンダリングエンジンとJScriptが使用されるためエラーで動作しない

fig7-2.png

metaタグを追加するとIEでもcanvasの機能が使える

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