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知れば納得! セキュリティーソフト最新事情 ― 第4回

3億人があなたを守る! カスペルスキー最新版の強みとは

2009年10月10日 18時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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USBメモリー版と2ライセンスパッケージは
ネットブックユーザー向け

── 最近のトレンドですと、USBメモリーから入ってくる脅威が増えているということですが?

加納 2010にはUSBメモリーチェック機能が搭載され、USBメモリーを接続すると同時にメモリー内をチェックするというオプションが加えられています。そのため、USBメモリーからウイルスなどが侵入するリスクは非常に低くなっています。

井上 実際にユーザーサポートのデータによれば、USBメモリーや外付けドライブから感染してしまったという相談が多かったのですが、それはWindowsの自動実行の仕組みを悪用してマルウェアを感染させるというものでした。そういったお客様の声を元に追加された機能の1つです。

USBメモリー経由での感染を防ぐため、メモリーをドライブに接続すると同時にチェックを開始するオプションを付けているという

── パッケージがすべて2ライセンスになっているようですが?

横井 我々が日本市場にカスペルスキーを送り出したぐらいから、セキュリティ対策ソフト各社は3ライセンスパッケージを発売するようになってきて、それが当たり前のようになっています。しかし弊社では「3ライセンスは不要、使わないライセンスの値段が無駄になる」というユーザーの声が多かったので、これまでは同調することはありませんでした。

 ところが最近ではネットブックの普及が進んだこともあって、PCを2台持っているというユーザーが多くなってきました。そういったユーザーに対して、パッケージを2ライセンス化して販売するとともに、USBメモリーを媒体としたパッケージの販売も開始しました。単純に3ライセンスにしなかったのは、他社の追随をしているだけではなく、きちんと理由付けをして我々なりの判断があったというアピールでもあります。

横井 ネットブック対応といえば、カスペルスキーの機能の1つに、電源管理機能があります。ノートPCがバッテリ駆動している場合、CPUの負荷が増大した場合には定期実行されているスキャンを一時停止してシステムの負荷を下げ、バッテリの消耗を防ぐといった設計になっています。

── 今回、Mac版が発売されましたが?

加納 ユーザーの危機意識が高まっていることがもっとも大きな理由ですが、実際にMacへの脅威が増えているのも事実です。マルウェア作者たちが最近普及が加速しているMacを狙っているという状況で、我々はそれに早めの対処をするべくMac版を投入しました。

同社によるMacユーザーのウイルス意識調査。ウイルス対策ソフトを利用していないユーザーが半数を超える割には、ウイルスに対する脅威を感じているユーザーが多い

横井 確かにMacに感染するウイルスなどはWindowsに比べたら格段に少ないですが、発症はしなくてもユーザーがウイルスの仲介役なることがあるのです。たとえば、Windowsから送られて来たウイルス付きのファイルを、被害がないために気づかないままほかのWindowsユーザーへ転送してしまうというようなことです。

 実際の被害者ではなくても、ある意味加害者となってしまうのです。今後はインターネットを使う「マナー」として、Macユーザーもアンチウイルスを行なうべきだというのが弊社の主張です。ソフトとしては「アンチウイルス」となりますが、Windows版と同様に45分に1回のパターンファイル配布を行ないます。

── インターネットセキュリティ2010について、何か使いこなし方があったら教えてください。

佐々木綾子(以下、佐々木) あまり詳しくない方でしたら、カスペルスキーをインストールしたら「保護モードを自動選択にする」で動作させていただくのがおススメです。やや詳しい方でしたら、定期的なシステムのスキャンに「カスタマイズスキャン」をおススメします。

 もともとカスペルスキーには「差分スキャン」機能が搭載されているので、スキャンを繰り返すうちに変更のないファイルが除外されるようになり、スキャン時間が短くなっていくのですが、さらにスキャン対象のファイルの種類を選択してスキャンをしてみるといいでしょう。

 たとえば動画や画像ファイルのように、感染のリスクが低くて大きなサイズのファイルを除外すれば、より短時間でスキャンが完了します。

井上 それから、オプションである「ゲームモード」も利用してほしいですね。ゲームのように、フルスクリーンモードでPCを使っている場合、ポップアップが画面上に出ることがなくなりますので、ぜひ使ってほしいですね。

佐々木 最近のセキュリティ対策ソフトの一般的な機能に、検索サイトなどのリンク先が安全か否かという「危険サイト診断」機能があります。リンクすべてに「安全」「危険」のラベルを付加するので、それがうっとうしいと、その機能をオフにしてしまう人も少なくないようです。

 この機能はカスペルスキーにも搭載されているのですが、ラベルがつけられるのは「危険」なサイトだけです。ですのでカスペルスキーではこの機能を切らないでいただきたいですね。

井上 セキュリティーを高めたい方のための「脆弱性スキャン」いう機能があり、それをぜひオンにしてスケジュールに組み込んでいただきたいですね。その名のとおりシステムやアプリに脆弱性があった場合にその問題を通知する機能ですので、Windows自体はともかく、その他のアプリなどで忘れがちなアップデートを逃しません。

 ただし、パッチを当てなかったり、そもそもパッチが出ていなかったりすると、スキャンするたびに警告が表示されるのでその点は注意してほしいですね。

── ありがとうございました。


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