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知れば納得! セキュリティーソフト最新事情 ― 第1回

世界最速の「安心」が強み、ノートン最新版の戦略を聞く

2009年10月07日 12時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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体感できる「軽さ」が大きな魅力

── 各ベンダーとも、セキュリティ対策ソフトのスピードを製品の特長として打ち出しています。ノートン2010はどうでしょうか?

風間 新製品はパフォーマンスも良くなっています。パスマーク(Passmark)社という第三者機関が出した結果ではノートン2010がNo.1でした。これは、スキャンスピードやメモリーの使用量などを総合的に評価した結果です。

Passmark社によるベンチマークテスト結果。パフォーマンスはノートン インターネットセキュリティがナンバーワン。「世界最速のセキュリティ製品」を謳う。テスト環境はCPUがCore 2 DUO E6300(1.86GHz)、メモリーが2GB、HDDが250GB HDD、OSがWindows Vista Ultimate搭載のミドルクラス機

―― どうしてこれだけパフォーマンスが改善されたのでしょうか。

風間 ノートン2009では、前バージョンと比べて全体で300ヵ所程度が改善されました。システムの大きなところを1つ改善したのではなく、細かいコードの1つを改良するようなちょっとした工夫を積み重ねていくことで速度アップを実現しています。開発スタッフ、研究者1人1人がパフォーマンスをとにかく軽くするんだという努力で取り組んだ賜物です。

 ユーザーがパソコンを使っている中で、セキュリティーソフトに関してもっとも困っていることは、やはりストレスがたまるということです。何か作業をしていると重い、思わぬところでスキャンが始まってしまう。そういった今まで「重い」と思われた瞬間のスピードが改善され、No.1のパフォーマンスとなっています。

―― それは体感出来るくらいの速度アップなんでしょうか。

風間 そこが重要なんです。結局、数字のデータは重要でも、体験として早く感じなければ意味がないですよね。UIの反応速度などはクリックしてもらえればわかりますし、スキャンスピードも確実に向上しているのがわかっていただけると思います。

 それから、スキャンやセキュリティタスクをアイドルタイムに実行するという工夫がなされています。スクリーンセーバーが動作するようなアイドルタイムに、フィッシングサイトの定義ファイルを更新したりするわけです。それ以外のときはオートプロテクトが有効になっているのですが、アイドル状態からは0.001秒くらいで復帰します。

今年のノートンは「軽快さ」が1つの大きな売り。開発陣が一丸となって軽快さ実現のための工夫を積み重ねてきた結果という

―― パフォーマンスアップに対してトレードオフしているものはないんでしょうか。

風間 トレードオフということではないんですが、保護者機能(ペアレンタルコントロール)に関しては必要のない方もいると思いますので、オプション扱いになっています。製品の中からリンクが貼ってありますので、必要なユーザーは無償でダウンロードしていただけます。

―― Netbookのような低スペックのマシンはどう見ていますか。

風間 実はノートンはハイスペックマシンではなく、中スペック、低スペックマシンで非常に早く動くというのを一番の売りにしています。こういった経済状態にあると、皆さんどんどんとマシンを買い替えられるわけではありませんから。ですので、スペックがそこそこのNetbookでも動作にストレスを感じることはまずないと思われます。

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