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ネットブックより快適なCULVノート Inspiron 11z

2009年10月01日 11時00分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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Inspiron 11z

Inspiron 11z(カラーはオブシディアン・ブラック)

 デル(株)は1日、モバイルノートパソコンの新製品「Inspiron 11z」を発売した。ネットブック並みのサイズと低価格ながら、ネットブックより高い処理性能を誇る製品となっている。価格は6万4980円から。

 デルのノートパソコンの中では、Atom Z/N系を搭載するネットブックとして、「Inspiron Mini」シリーズがラインナップされている。一方、新しいInspiron 11zは、ネットブックのサイズや低価格には満足でも、Atomの処理性能の低さに不満を感じている層の期待に応える製品だ。

 11.6型ワイド/1366×768ドットの液晶ディスプレーを搭載するボディーには、CPUとしていわゆる「CULV版」(低価格な超低電圧版)のCeleron 743(1.30GHz)を搭載。Celeron 743はシングルコアながら、Core 2 DuoなどのCoreマイクロ・アーキテクチャーと同じ設計のCPUなので、より高クロックのAtom Nを処理性能は上回る。

 メモリーは2GB、HDDは250GBを内蔵。チップセットもネットブックよりグラフィックス性能の高いIntel GS45 Expressを採用しているので、CPU性能と合わせて、Windows VistaやWindows 7でも快適に動作させられる。HDMI出力端子を備えているので、デジタル入力の液晶ディスプレーとも簡単につなげられる利点もある。

 モバイルノート向けに発熱量も低いCPUであるため、ボディーの厚みも23.5~25.8mmと、同社のネットブック「Inspiron Mini 10」よりも薄くなっている。バッテリー駆動時間は最大3時間3分(同社独自計測による)で、重さは約1.39kg(いずれも3セルバッテリー搭載時)となっている。

天板は7色から選べる

天板は7色から選べる。左上からチェリー・レッド、アルパイン・ホワイト、オブシディアン・ブラック、プリティ・ピンク、パッション・パープル、ジェイド・グリーン、アイス・ブルー

 標準仕様での無線LAN機能はIEEE 802.11b/g対応だが、オプションで11a/b/g/nも選択可能だ。また、タッチパッドはマルチタッチに対応する。天板のカラーバリエーションは7色が用意されている。

 発売時点での搭載OSはWindows Vista Home Premium SP1だが、Windows 7の発売後には、搭載OSもWindows 7に変更の予定。Windows Vista搭載モデルでも、Windows 7への優待アップグレードを無料で受けられる。

Inspiron 11z(ベーシックパッケージ) の主な仕様
CPU Celeron 743(1.30GHz)
メモリー 2GB
グラフィックス Intel GS45 Expressチップセット内蔵
ディスプレー 11.6型ワイド 1366×768ドット
ストレージ HDD 250GB
無線通信機能 IEEE 802.11b/g
サイズ 幅292×奥行き214×高さ23.5~25.8mm
質量 約1.39kg
バッテリー駆動時間 約3時間3分
OS Windows Vista Home Premium SP1
価格 6万4980円

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