今週23日に正式発表となったAMDの新型GPU「Radeon HD 5870/5850」。まずは上位モデルとなる「Radeon HD 5870」搭載ビデオカードの販売が今日からスタートしている。
シングルGPU最速の座は再びRadeonへ
同GPUは、世界で初めて次世代DirectXであるDirectX 11(Shader Model 5.0)に対応したのが最大の特徴。主なスペックは製造プロセ40nm、ストリーミングプロセッサ数1600基、テクスチャユニット数80基、テクスチャユニット数32基、コアクロック850MHz、シェーダクロック850MHz、メモリクロック4.8GHz相当(メモリインターフェイス256bit)、対応メモリGDDR5、補助電源コネクタ6ピン×2、消費電力188W。
カード本体は、実測で約280mmとかなり長い。NVIDIAのシングGPU最上位モデル「GeForce GTX 285」搭載カードとほぼ同等となり、使用するPCケースには注意が必要となるだろう。その他、インターフェースがDVI-I×2、HDMI、DisplayPortと豊富に用意されているのもポイント。加えてGPU1基で3画面同時出力が可能な「ATI Eyefinity」もサポートされている(Windows 7/Vista/Linuxで使用可能。XPはサポートされていない)。なお、シングルGPU最速となる高いパフォーマンスについては「世界初のDirectX 11対応GPU「ATI Radeon HD 5870」最速レビュー」を参照していただきたい。
発売確認も一瞬で完売
Radeon派となるハイエンド志向のユーザーにとっては待望の新モデルだが、初回の入荷量はかなり少なかった様子。各ショップとも数本程度で、開店後すぐに完売したという。残念ながら買いそびれてしまったユーザーは、来週以降発売される新製品や再入荷をこまめにチェックするしかなさそうだ。
本日入荷を確認したのはSAPPHIRE、PowerColor、XFXの3モデル。価格および販売ショップは以下の通りとなっている。
価格 | ショップ |
---|---|
SAPPHIRE「SAPPHIRE HD 5870 1G GDDR5 PCIE DUAL DVI-I/HDMI/DP」 | |
¥46,975 | クレバリー1号店(完売) |
¥47,980 | フェイス本店(完売) TWOTOP秋葉原本店(完売) |
¥48,680 | T-ZONE.PC DIY SHOP(完売) |
¥49,800 | アーク(完売) ツクモパソコン本店(完売) TSUKUMO eX.(完売) |
¥50,800 | ソフマップリユース総合館(完売) |
¥51,980 | ドスパラ秋葉原本店(完売) ZOA秋葉原本店(完売) |
PowerColor「AX5870 1GBD5-MDH」 | |
¥44,975 | クレバリー1号店(完売) |
¥45,770 | フェイス本店(完売) |
¥46,800 | ソフマップリユース総合館(完売) |
¥47,980 | TWOTOP秋葉原本店(完売) |
XFX「HD-587A-ZNF9」 | |
¥49,880 | TWOTOP秋葉原本店(完売) |
¥49,900 | アーク(完売) |