このページの本文へ

iPhoneの新作ゲーム3連発! スクエニの本気を見た

2009年09月24日 23時07分更新

文● 広田稔/ASCII.jp編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

国破れて山河あり

国破れて山河あり

国破れて山河あり

 ふたつ目は「国破れて山河あり」というリアルタイムストラテジー(RTS)だ。

 ケータイ向けにすでにリリースされている同名タイトルをもとに、シナリオを加えたり、インターフェースを最適化して移植した(関連リンク)。発売日/価格ともに未定だ。

 RTSというと、ASCII.jpの読者ならパソコン用の「Age of Empire」シリーズや「ウォークラフト」などを思い浮かべる人が多いはず。そうしたゲームは資源を集めて自軍を育てていき、相手を攻めるという流れだ。一方で「国破れて山河あり」では、資源の採掘などの内政部分を取っ払って、敵と陣地を取り合う楽しさを純粋に味わえるシステムとなっている。

 ゲームを始めると、マップ上に城がズラリと並ぶ。このうち赤い旗が立っているのが自軍の本部、緑の旗があるところが敵軍の本部だ。画面は緑色のタイムゲージでぐるりと囲まれており、このタイムゲージがひと周りすると、本部に兵士が補充される。

マップを表示したところ。赤が自軍、緑が敵軍だ。赤い旗が立っている本陣は移動することも可能。前線に本陣を置いて、うまく兵士を供給していこう

ピンチイン/ピンチアウトで画面の拡大/縮小も可能。これは戦っているシーン

 陣地を広げるには、自軍の城→道でつながった周囲の城とタップすればいい。単純に数が多ければ戦って占領できる。そうして陣地を広げていき、敵の城をすべて占領したら勝利となる。iPhoneゲームに詳しい人なら「Galcon」(関連記事)に近いシステムといったほうが分かりやすいかもしれない。

 キャラクターが織り成すストーリーが話を盛り上げてくれたり、戦略性を高めるアイテムが手に入ったりと、単なる陣取りゲームで終わらないのがこのゲームの面白いところだろう。また、グラフィックにもきちんと抜かりがなく、非常に丁寧に作られている印象だ。

主人公のアランと、敵将のディーン。幼なじみにも関わらず、敵味方に分かれて戦うというストーリーだ

アイテムも手に入る

 実際に遊んでみると、城をタップしていくだけなのに、なぜだか無性にハマってしまう……。3手、4手先と読んでコマを進めていく感覚がシミュレーション好きにはたまらないだろう。

カテゴリートップへ

ASCII.jp RSS2.0 配信中