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この秋注目のデジカメを総ざらい! 第4回

お散歩に持って歩きたい!注目デジカメ4選

2009年09月19日 18時00分更新

文● 小林 伸 、撮影協力●クラーク記念高校秋葉原ITキャンパス

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意外にも熟練ユーザー向けな「E-P1」

「E-P1」。本体サイズは幅120.5×奥行き35×高さ70mm。重量は約335g

オリンパス「E-P1」。本体サイズは幅120.5×奥行き35×高さ70mm。重量は約335g。パンケーキレンズセットで実売11万円前後

 極論を言ってしまえば、コンパクトデジカメからレンズ交換のできるデジカメへとステップアップするユーザーにとって、覗き込むだけのファインダーはあまり重要ではない。「撮影とは背面液晶モニターを見ながら行なうもの」と思っているユーザーからすれば、電子ビューファインダーを用いてまで背面液晶と同じ映像をわざわざ覗き込む必要性を感じないだろう。

 この指向を推し進め、EVFも排除して背面液晶のライブビュー(LV)のみで撮影してしまおうというのが「E-P1」に代表されるEVF(電子ビューファインダー)形式もしくはLV(ライブヴュー)形式の小型レンズ交換式カメラだろう。余計なでっぱりがなくなったボディはまさに大型なコンパクト(?)デジカメといったところ。交換レンズもマイクロフォーサーズ用に加えて、アダプターを使用することでライカなどの高級レンズも使うことができる。これはフランジバック(マウント部から撮像面までの距離)が短いマイクロフォーサーズ規格ならではの恩恵で、理論的には変換マウントさえ作ればフランジバックが長いカメラ用のあらゆるレンズを流用できる。

 E-P1はボディが小さいとはいえ、操作系などは凝っており、初心者向けというよりはデジカメを使い慣れたユーザーへのアピール度のほうが高い。“気軽な散歩に重いデジタル一眼を持って行くのは面倒だが、レンズが固定されたコンパクトデジカメではイメージの幅が限定されてしまって面白くない”――そんな熟練ユーザーに向いたカメラといえるかもしれない。


狭いと感じないダイナミックレンジ

従来よく比較されるのがAPS-Cとフォーサーズの撮像素子サイズの違いから来るダイナミックレンジの差。しかしこの写真を見る限り、ハイライトからシャドーまでよく再現されていて一時期言われていたようなフォーサーズゆえの狭いダイナミックレンジというネガティブな印象は受けない


「E-P1」の仕上がりモード一覧(人物の場合)

VIVID

PORTRAIT

FLAT

NATURAL

モノトーン


「E-P1」の仕上がりモード一覧(風景の場合)

VIVID

PORTRAIT

FLAT

NATURAL

モノトーン

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