16、リレーのスイッチ用の電線を配線する
この装置の場合は、乾電池のON/OFFなどを行なうため細い電線を使っているが、コンセントの100Vを制御する場合はそれ用の電線を使うこと。
リレーは、コイルに電流が流れたときにONになる端子と、電流が流れていないときにONになる端子、加えて共通の端子の3つがある(リレーによっては異なる場合もある)。どの端子が、共通(コモン:COMという表記もある)で、どちらがコイルに電流を流したときにONになるかは、リレーに印刷している回路や、リレー内部の電線を目視、もしくはテスターを当てるなどして確認しよう。
17、すべて配線が終わったらケースに入れて完成
ケース内には、12Vの配線と100Vの配線が混在するので、ジップタイなどで電線をまとめておくこと。
写真では、電源として古い外付けCD-ROMの電源部を流用し、スイッチや通電ランプなども組み込んだ。このような電源を利用する場合は、PC内部の電源コネクタと同じものが利用されている。黄色の電線(オレンジやそれ以外の色の場合もある)が+12Vとなっているので、今回製作した電源ラインのVccに接続。となりの黒い電線がマイナスなので、電源ラインのGNDに接続する。
ACアダプタの場合は、アダプタの表示にしたがって配線してほしい。なお、ACアダプタは、12V 1A程度のものを用意しよう。
実験用に使うなら端子台を使うと便利
実験用途などで、頻繁に電線を差し替えたりする場合は、「端子台」というものを使うと便利だ。ネジで電線を接続するようになっていて、配線の切り替えが簡単。
リレーの3つの端子をそれぞれ端子台に接続すれば、さまざまな用途に使えるだろう。
次回予告
今回はリレーユニットのハードウェアを製作したが、次回はこれをパソコンからON/OFFの制御をするためのソフトウェアを解説しよう。
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