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ここがスゴいぞっ! iLife ’09 第17回

思い出を地図にのせて! iMovieで旅行記を作ろう

2009年09月15日 17時45分更新

文● 小原裕太

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完成したムービーを世界中に公開しよう

 旅行記ムービーが完成したら、いよいよ公開の準備だ。これまで本連載では、完成したムービーをファイルとして保存することはもちろん、DVD、iPod/iPhoneなどさまざまな媒体に書き出す方法を解説してきたが、今回は世界最大の動画共有サイト「YouTube」を利用してみる。

 YouTubeがHDムービーに対応した直後、一部でMacで制作した作品のクオリティーの高さが話題になった。その作品作りに使われていたのがiMovieだったということもあり、とにかくiMovieからYouTubeに投稿されるムービーの品質には定評がある。

 YouTubeのアカウントさえ設定しておけば、公開は簡単。最小限の手間で多くの人に公開できるうえ、ウェブブラウザーで表示できるので見る方も手軽。YouTubeでの公開は、実は最も効果的なムービーの共有手段なのだ。

公開するプロジェクトをプロジェクトブラウザで開いておき、「共有」メニューから「YouTube」を選択する

YouTubeのアカウントが未設定の場合は、「追加」ボタンをクリックする

YouTubeのアカウント名を入力して、「完了」ボタンをクリックすればOK。YouTubeのアカウント登録は、事前にYouTubeのサイトで済ませておこう

先ほどの画面に戻るので、YouTubeのパスワードを入力し、カテゴリ、タイトル、説明、タグを指定する。これらの情報は、YouTube上での検索に役立つものだ。すべての指定が済んだら、公開するサイズで「モバイル」が選択されていることを確認し、「次へ」ボタンをクリックする

利用規約に同意して「公開」ボタンをクリックすると、ムービーがYouTubeにアップロードされる。アップロードにかかる時間は、インターネット回線速度に依存するが、光回線であれば変換・アップロードで実再生時間+α程度だ

アップロードが完了した。「お友達に教える」ボタンをクリックすると、メールソフトが開いてYouTubeのムービーのリンクを送信できる。「表示」ボタンをクリックすると、すぐにYouTubeのムービーページにアクセスする。ムービーはアップロード後、しばらくたたないと表示できないことがある点に注意しよう




 全6回でお送りしたiMovieのテクニック集はいかがだったろうか。これまで紹介してきたテクニックを駆使すれば、凝りに凝ったのムービーが作れるようになるはずだ。何といっても、複雑な操作や、高度な知識を必要としないところがiMovieのいいところ。ほとんどの操作が直観的で、尻込みしてしまう人も多いムービー編集のハードルを低くしてくれる点が魅力なのだ。

 最近は簡単操作で美しいムービーを撮影できるビデオカメラが増えている。せっかくいい機材で撮影したのに、テレビにつないで1回見ただけで、その後ムービーが塩漬けになっていないだろうか。そんな不憫なムービーをたちまち思い出の詰まった「作品」に仕上げてくれるのがiMovie。ぜひとも活用してほしい。


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