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もっと知りたい! Snow Leopard 第8回

Macのバックアップ、Time Machineで始めよう!

2009年09月08日 19時00分更新

文● 倉田吉昭

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Time Machineを設定

スイッチを「入」にするだけ

 バックアップ先を用意したら、Time Machineの設定を行なおう。といっても、「システム環境設定」の「Time Machine」パネルでスイッチを「入」にしてバックアップ先を指定するだけなので、まったく迷うところがない。

Time Machineパネル左下のスイッチを「入」にする。初めて設定する場合はHDDのリストが表示される

バックアップに使用するHDDをリストから選択し、「バックアップに使用」を選ぶ。NASを使う場合は、事前にFinder上でNASのボリュームをマウントしておこう。設定が完了すると、約2分後にバックアップが開始する

 初回のみHDD全体をバックアップするため、容量によってはデータのコピーが完了するまでにかなりの時間がかかる。バックグラウンドで動作するため、並行してほかの作業も行なえるが、できれば深夜などMacを使わない時間帯に実行させておくといい。

Mac OS X 10.5と10.6でTime Machineの初期バックアップ速度を比較したところ。同じiMac 2.93GHz(メモリーは4GB)を利用して、約98GBのデータを外付けHDD(7200回転/分、FireWire 800接続)にバックアップするのにかかった時間を計測した。明らかにMac OS X 10.6のほうが速度が上がっている

 2回目以降は1時間おきに、差分だけを自動的にバックアップしてくれる。Macにバックアップ先がつながっていない場合は、作業を一時停止して、次に接続されてからコピーを再開するという動作になる。

ちなみにバックアップ用のデータは「Backups.buckupdb」というフォルダーにまとめられる


バックアップ対象の除外

 Time Machineは、Macの内蔵ディスクにあるすべてのデータをバックアップ対象とするのが基本だが、一部のフォルダーをコピーしないように指定することもできる。

 例えば、ビデオカメラから取り込んだiMovieの作業用ファイルは、容量が数GBに及ぶにも関わらず頻繁に容量が変わってしまう。毎回バックアップを取っていたのでは時間もかかるしHDDを圧迫するだろう。こうしたファイルをバックアップの対象から除外することで、コピー時間とHDD容量を節約できる。除外したファイルについては別途手動でバックアップを取るようにしよう。

Time Machineパネルの「オプション」ボタンをクリックしてダイアログを表示。

「+」ボタンをクリックするか、Finder上からファイル/フォルダーのアイコンをリストに直接ドラッグ&ドロップして登録する。削除するときは「−」ボタンをクリックする

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