各エディションで差のある主な機能には、以下のようなものがある。
ドメイン参加 (Professional、Ultimate)
ビジネス向けとして重要な「Windowsドメインネットワーク参加機能」は、ProfessionalとUltimateに搭載される。Home Premiumには搭載されない。
Windows XPモード (Professional、Ultimate)
「Windows Virtual パソコン」と「Windows XP Mode」によって仮想Windows XP環境を実現し、Windows 7と互換性のないWindows XP用アプリケーションを動作させる機能。搭載するのはProfessionalとUltimateのみで、仮想化機能「Intel Virtualization Technology」または「AMD-V」に対応したCPUが必要となる(CPUに機能があってもBIOSで無効化されている場合、有効にする必要もあり)。
なお、該当エディションでも標準では搭載されていないので、「Windows XP Mode and Windows Virtual PC」のページで無償提供されているプログラムを、ユーザー自身でインストールする必要がある
ネットワークバックアップ (Professional、Ultimate)
Windows Vistaではスケジュールを設定したバックアップが可能になったり、システム全体をバックアップできたりと、バックアップ機能の向上が図られた。Windows 7ではさらにその機能が充実。システム全体を保存する際、バックアップ先の対象メディアとしてネットワークドライブが指定できるようになった(関連記事)。ネットワークHDD(NAS)やほかのパソコンの共有ドライブにもバックアップデータを保存でき、そこから復元することも可能となった。
リモートデスクトップ (Professional、Ultimate)
Windows 7ではリモートデスクトップの性能が向上し、Aeroによる3D表示なども可能になっている。クライアント操作はHome Premiumでも可能だが、リモートホスト(サーバー側)になれるのはProfessionalとUltimateのみだ。
BitLockerドライブ暗号化 (Ultimate)
Windows Vistaから搭載されているディスク暗号化機能である「BitLocker」はUltimateのみ対応。パソコンが盗難された場合でもデータを読み取られる恐れが少なくなる。さらにWindows 7では、「BitLocker To Go」が搭載され、USBメモリーなどのリムーバブルディスクも暗号化できるようになった。
多言語対応 (Ultimate)
言語パックをダウンロードすれば、Windows 7を35言語に対応させることが可能。多言語対応アプリケーションの使用や開発などに役立つ機能だが、Ultimateのみ対応する。
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