マニアックな話をして、勢いだけで作った
―― じゃ、まずアプリを起動しましょうか。最初にテーマ曲が流れるわけですが。
星野 それはDenkitribeさんの曲で、iTunesで世界配信される予定です。配信が始まったら、オープニング画面からiTunesに飛べるようにリンク貼るつもりです。皆さん、宜しくお願いします!
―― おっと、宣伝も抜かりないですね。曲名は決まっているんですか?
Denki うーんと……忘れました!
―― ん……。ところでDenkiさんはどういう縁で?
Denki 音源を開発されたRuchiさんが、僕と同じLOiDレーベルのオムニバス(amazon.co.jpで見る)に参加しているんですよ。
Ruchi チップチューン系の曲を作りたいときに、Logicで使えるチップチューン音源がなかなか見つからなくて困ったんです。
―― それで自作※1したんですね。
Ruchi はい。ソフトを作ったのは去年なんですが、それで学校の単位も取れそうだということで。
―― Ruchiさんは筑波大学の学生ですよね。まだ22歳で若いのに、なんで「チップチューン」なんですか?
Ruchi 実は、うちの親がゲームソフトの開発をやっていたんです。だから子どもの頃から環境音楽がゲーム音楽だったんですね。
―― なるほど。すでにソフトシンセも作っていたし、NESynthもそんなに難しくなかったと。
星野 Ruchiさんと会って、マニアックな話をしまくった結果、その勢いだけで作ったところはありますね。開発は本当に速かったです。