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JavaScriptやPythonなどのスクリプト言語を使ってアプリケーションを制御するのは、いまや珍しいことではありません。本連載の第3回では、Photoshop上で動くJavaScriptについて紹介しましたが、アドビのアプリケーション(旧マクロメディア製品を除く)でもっとも早くJavaScriptに対応したのが「Illustrator」です。Illustratorは2001年に発売されたバージョン10からJavaScriptによる制御に正式に対応し、それまで手作業でしていた面倒な処理を自動化できるようになりました。
今回は、IllustratorをJavaScriptで制御する方法について紹介します。最終的には作例として「百ます計算」の表を完成させます。百ます計算とは、左側と上側にある数値の合計を10×10のマス目に記入していくもので、集中力を高める手法として小学校などで使われています。
●(参考)百ます計算
作成するのは、マス目が空欄の問題シートと、合計の結果が入った解答シートの2種類です。こうした表は手動で作ろうとすると大変面倒なものですが、JavaScriptを使ってスクリプトを書けば楽に作れます。完成図を以下に示します。
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| マス目が空欄になっているもの(問題シート)の完成図 | マス目に合計が表示されているもの(解答シート)の完成図 |
IllustratorのJavaScriptは初めてという人が多いでしょうから、2回に分けて説明します。初回はIllustratorで四角形を描いてみましょう。
Illustratorのバージョンと作成環境について
IllustratorのJavaScriptエンジンはIllustratorのバージョンによって異なり、バージョンによっては互換性がありません。今回は、CS3/CS4を前提に解説を進めます。CS2以前のバージョンでは正しく動作しません。
IllustratorでJavaScriptを扱う場合、本連載の第3回で紹介したESTK (Extend Script Toolkit)を使うのが便利です。Illustrator CS3の場合はESTK 2を、Illustrator CS4の場合はESTK CS4を使ってください。ESTKのWindows版は「すべてのプログラム」→「Adobe Photoshop CS3(またはスイート名)」内に、Mac版は「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「Adobe ユーティリティ」内に入っています。
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