デジイチにも採用されている「Gレンズ」を搭載
レンズは手ぶれ補正機能内蔵の光学5倍ズーム。αシリーズ用として発売されている「Gレンズ」の名前を採用しており、かなり自信があると見える。なお、同時に発表されたTX1にはGレンズの名称はついていない。
広角側は24mm相当と広めで、望遠側は120mm相当になる。望遠側の数十ミリよりも広角側の数ミリのほうが差は大きく、より絵作りに影響する。広角側での開放F値はF2.4と明るめでもある。
近接距離は広角側で約5cm、望遠側で50cm。広角側では十分な近接能力があるが、なにぶん24mm相当とかなり広い画角があり、遠近感が強くなってしまう。自然な遠近感で撮ろうとすると標準域か望遠域にズームしたくなり、そうするともう少し寄りたくなってしまう。標準~望遠側にかけてもう少し寄れるとマクロ時にフレーミングがしやすくなるのでは、と感じた。
撮影機能はオートが中心。マニュアル的な操作は露出補正だけだ。基本はすべてカメラまかせの「おかませオート」、設定のほとんどがカメラまかせになる「かんたん撮影」、従来機から引き続き搭載される「スマイルシャッター」や「プログラムオート」、「シーンモード」等が搭載される。
おまかせオートではシーンや人物、動き検出を行ない、「夜景&人物」「夜景」「三脚夜景」「逆光&人物」「逆光」「人物」「風景」「マクロ」の8つのシーンからカメラが自動的に選択してくれる。
特別に効果等を考えて撮るのでなければ「おまかせオート」にしておくだけで、普通の撮影はすべてOKだ。今回もほとんどの撮影を同モードで行なったが、なんら問題はなく撮影できた。