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裏面照射型CMOSセンサーの実力は?

「Exmor R」搭載コンデジ「DSC-WX1」を試す

2009年08月20日 12時00分更新

文● 周防克弥

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デジイチにも採用されている「Gレンズ」を搭載

 レンズは手ぶれ補正機能内蔵の光学5倍ズーム。αシリーズ用として発売されている「Gレンズ」の名前を採用しており、かなり自信があると見える。なお、同時に発表されたTX1にはGレンズの名称はついていない。

 広角側は24mm相当と広めで、望遠側は120mm相当になる。望遠側の数十ミリよりも広角側の数ミリのほうが差は大きく、より絵作りに影響する。広角側での開放F値はF2.4と明るめでもある。

 近接距離は広角側で約5cm、望遠側で50cm。広角側では十分な近接能力があるが、なにぶん24mm相当とかなり広い画角があり、遠近感が強くなってしまう。自然な遠近感で撮ろうとすると標準域か望遠域にズームしたくなり、そうするともう少し寄りたくなってしまう。標準~望遠側にかけてもう少し寄れるとマクロ時にフレーミングがしやすくなるのでは、と感じた。

広角(左)と望遠(右)の画像。広角側が24mm相当とかなり広いので5倍でもかなりの画角の変化が楽しめる

広角側ではかなり寄ってマクロ撮影ができるが遠近感が強くなってしまう。望遠側でもっと寄れるとカメラ位置を気にしないで撮影ができるのだが

広角側ではかなり寄ってマクロ撮影ができるが遠近感が強くなってしまう。望遠側でもっと寄れるとカメラ位置を気にしないで撮影ができるのだが

 撮影機能はオートが中心。マニュアル的な操作は露出補正だけだ。基本はすべてカメラまかせの「おかませオート」、設定のほとんどがカメラまかせになる「かんたん撮影」、従来機から引き続き搭載される「スマイルシャッター」や「プログラムオート」、「シーンモード」等が搭載される。

 おまかせオートではシーンや人物、動き検出を行ない、「夜景&人物」「夜景」「三脚夜景」「逆光&人物」「逆光」「人物」「風景」「マクロ」の8つのシーンからカメラが自動的に選択してくれる。

 特別に効果等を考えて撮るのでなければ「おまかせオート」にしておくだけで、普通の撮影はすべてOKだ。今回もほとんどの撮影を同モードで行なったが、なんら問題はなく撮影できた。

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