森の中からUstreamで実況してみた
向かった先は長野県茅野市。蓼科山の南西斜面に当たるエリアである。標高は約1100メートル、あたりは元々は耕作地だった土地に木が植えられ、今ではうっそうと茂った森の様相を呈している。少し目を離すとシカが草を食べていたり、リスやムササビ(で合っているだろうか)が隠れていたりするような場所だ。
iPhone 3GSはソフトバンクの電波を拾うものの、方向やタイミングによっては圏外になったり、また使えたりといった電波状況の中、運んできたイスを取り出してMacBook AirにL-05Aをさして、早速ネット接続を開始してみた。
まずはTwitterやFlickrなど、普段使っているウェブサイトへのアクセス。文字も画像も、無線LAN環境に比べると少しずつのストレスはあるものの、すぐにブラウザ上に表示される。YouTubeの動画だって、HDやHQ画質はさすがに時間がかかるものの、通常の画質の動画であれば楽しむ事が出来る。
そして最も試してみたかったのがUstream。これもさすがにフレームレートは低いながら、キチンと音声と動画を届けることができた。下の写真のような森の中の風景でも、東京にいるときと同じサービスをひととおり使えるのである。
と言う話をTwitterでつぶやくと、「いつもFOMAのデータモジュールで近所からTwitterにアクセスしている」「Ustreamも試しています」という話が何件か返ってきた。筆者にとっては非日常のインフラだったが、これを日常的なインフラとして活用している人たちもすでにいたのだ。
この連載の記事
-
第100回
スマホ
ケータイの“ミクロな魅力”とは、なんだったのか? -
第99回
スマホ
フォロワー計32万人の2人が語る2009年のiPhoneとメディア -
第98回
スマホ
写真で振り返るケータイ10のミクロなシーン -
第97回
スマホ
ケータイが支える、マイクロ化と遍在化するメディア -
第96回
スマホ
ノマドワークのインフラをどう整えるか? -
第95回
スマホ
冬春モデル発表会で見えた、本当に欲しいケータイ -
第94回
スマホ
デザインから考える、ケータイのこれから -
第93回
スマホ
次の自動車社会とケータイとの関係 -
第92回
スマホ
モバイルアプリを実際に作るにあたっての考察 -
第91回
スマホ
楽しい使い方は現在模索中の「セカイカメラ」 -
第90回
スマホ
iPhoneと過ごしたNYとメキシコの旅でわかったこと - この連載の一覧へ