ひと口に「メールが送信できない」といっても、それだけでは漠然としすぎていて何が問題なのかを把握できない。メールクライアントソフトの設定ミスかもしれないし、経路にあるスイッチが故障したのかもしれない。まずは問題が発生している場所を絞り込もう。
「メールが送信できない」とはどういうこと?
メールが送信できないというトラブルが生じた場合、まずは、いずれかのメールサーバからエラーメールが返送されていたり、メールサーバのメールキューに未送信メールが溜まっていることを確認する。これが確認できれば、クライアントとメールサーバ間の通信に問題はないと考えられる。
ここではメールサーバから先に問題が発生している場合に限定して、トラブルとその対応を説明する。
メールサーバの配置と配送の設定
ネットワークの構成や運用ポリシーによっていろいろなメールサーバの配置形態がある。もっとも単純な形態は、1台のメールサーバがすべてのメール配送を行なうものだ。この場合、ネットワーク内のクライアントから配送を依頼されたメールサーバは、送信先のメールアドレス(エンベロープTo、RCPT TO)から適切な配送先を調べてメールを送信する。
また、組織内に複数のメールサーバを設置して運用する形態もある。たとえば、各部署ごとにメールサーバを置き、組織内のメールはこれらの間で配送させ、外部へのメールはインターネットへの接続点に設置したメールサーバに配送させるといったケースが挙げられる。これは大規模な組織でよく見られる形態だ。この場合も各メールサーバは送信先のメールアドレスから適切な配送先を決定することに変わりはない。
メールサーバのトラブルシュートを行なう際には、問題を起こしているメールサーバがどこにあるのかをまず知る必要がある。自分が管理しているメールサーバはどのような形態で運用しているのかを把握して、トラブルを起こしているサーバを絞り込もう。
(次ページ、「メールサーバに未送信のメールが溜まる」に続く)
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