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都庁前iPhoneクラブ 第17回

厳選iPhoneアプリ やみつきテーブルゲーム10選

2009年08月10日 20時00分更新

文● 都庁前iPhoneクラブ制作委員会

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「だったら麻雀で捜査だ!」の1本に注目

麻雀刑事

麻雀刑事

麻雀刑事。価格は1200円。過去にゲームボーイアドバンス用として発売された同名タイトルの移植だ

カリー:まぁ、ながーい前置きはともかく、麻雀が大好きな俺としては、iPhoneでもいろいろな麻雀アプリを試してきましたよ。その中でも一番よかったのが、ハドソンが出している「麻雀刑事」だった(iTunes Storeで見る)。

ニッシー:何がいいの?

カリー:まず、牌がでかい

ニッシー:あー、確かに牌が小さいソフトだと、捨てるヤツを押し間違えがありますね。それだけでも軽くイラっと来る。

カリー:二度押しかフリックで牌を捨てて、サクサク進めていけるのが気持ちいい。俺、「フリー対局モード」で、2週間ぐらい通勤途中に遊んでましたよ。

麻雀刑事

横向きで操作するため、牌を大きく表示できる。「二本指で下にフリックして『ポン』」といった具合に、タッチパネルを活用した操作も用意する

カリー:グラフィックや効果音もグッっとくる。ツモって牌を手元に置くときの「カチャ」って音とか、場に捨てるときの「トン」って感じなんか最高だよ。

ニッシー:へー。よさそう。おいくらですか?

カリー:1200円。

ニッシー:高っ!

カリー:そこがネックなんだよね……。初期に出たゲームだから仕方ないところがあるんだけど、それでも麻雀系は115〜350円のソフトがほとんどだから、買うのをためらう人も多いと思う。でも長く遊ぶのなら、俺は1200円払ってでも麻雀刑事を買うのがいいと思う。

 あとダメなところを思い出した。キャラクターの名前が投げやりなんだよね。「ブロンド」とか「バーテン」とか「リーマン」とかね。そのまんまじゃん、っていう(笑)。それが味でもあるんだけど。

マッチョ:リーマン(笑)。でもそういう適当な名前って、麻雀ゲームにありがちだよね。

カリー:このゲームはストーリーモードもあるんだよ。「刑事」ってだけあって、聞き込みとかの捜査もすべて麻雀で勝負して行なうという強引な感じになってる。「だったら麻雀で勝負だ!」的なムチャクチャな感じは、割と好きなんだけどね。でも俺はフリー対局専門で、ストーリーは遊ばなかった。

麻雀刑事

キャラクターセレクト画面。「ブロンド」「センセー」「オババ」「オミズ」など、なんだかそのままな名前だ

麻雀刑事

ドボン/焼き鳥/赤ドラなど、細かいルールを指定できるのがうれしい

「十三不塔」(シーサンプトー)などの特殊な役や、「九種九牌」といった流局ルールもある

コンピューターのバランスもいい。プレーヤーが大勝ちするときもあれば、ごくまれに「役満」を食らうことも……

マッチョ:そういえば、昔のヤクザは麻雀でもめ事を解決したらしいですよ。

ニッシー:それってマンガの「ア○ギ」で得た知識でしょ(笑)。

マッチョ:そう。「アカ○」に書いてあったから間違いないですよ(笑)。そういえばルールは全然知らないけど、麻雀マンガは結構読んでいたな。でもルールを知らないから、毎回何やっているかよく分からないんだよね。だから主人公の裏で「ざわ……ざわ……」してきたら、「こりゃ何か起きるぜ!」みたいな判断をしてきましたよ。


「必殺技」がほしい!?

ニッシー:ところで、麻雀ゲームでスゴいのは、ゲームセンターにある「麻雀格闘倶楽部」や「MJ」などの、ネットワーク対戦型のヤツですよね。ああいう人間と対戦できるゲームがiPhoneでも出てきてほしい。

マッチョ:やっぱりコンピューターだけと遊んでも面白くないでしょ。

ニッシー:リアルさがないというか。コンピューター相手だと「この上がり方、ホントかよ!?」って思っちゃう。ゲームで麻雀やるなら、あらかじめ積み込まれていたりするような「必殺技」がほしいですね。牌を開いたとたんに「天和!!」みたいな(笑)。

カリー:「俺、強ぇぇ!」みたいなのをバリバリ味わいたいわけね。

ニッシー:マリオで言うならスターを取った無敵状態がしばらく続いてほしいという。相手はコンピューターだから、そこは「接待麻雀」してくれるわけですよ。

カリー:まぁゲームの中でコンピューターにボロカスにされるのもストレスがたまるしね。そういえばネット対戦に加えて、「男のロマン」の脱衣麻雀もあってもいいかもね。iPhoneアプリでは、ポーカーとかでは出てるんだけど……。

ニッシー:脱衣麻雀っていうと、最初は女の子だか何だかよく分からない感じのドット絵だったけど、どんどん進化していってビデオになっていったのを思い出します。さっき言っていた話に通じるけど、脱衣麻雀がいいのは、ポイントみたいなのを貯めて、必殺技でズルできることですよね。「いきなり積み込みっ!」ていう。

カリー:その逆でコンピューターに積み込まれることもありますけど。

ニッシー:そう。こちらが一向聴(イーシャンテン)でスタートしたのに、いきなり「リーチ!」「ツモ!」で終わるっていう(笑)。

カリー:「100円入れて、5秒で終わりかよ!」みたいな。

ニッシー:そういうロマンがあるゲームもほしいですよね……。


※ココで座談会部分は終了。次ページから、残りの9本をダイジェストでお届けしていくぞ。

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