リコーのオンラインストレージサービス「quanp」のWindows用クライアントツール「quanp.on」がバージョンアップし、「quanp.on 2.2」となった。動作速度も向上したという。
quanpは現在、Webブラウザーからアクセスできる「quanp.net」サービスも提供しているが、Windows XP SP2/Vistaには専用ソフトquanp.onを用意しており、Webブラウザーにはない3D表示をはじめとした便利な機能を提供している。
今回のバージョンアップでは、quanp.onでのファイル検索時に、「タグリスト一覧表示」が可能になった。quanp.onには、ファイルのアップロード時に、対象ファイルに任意のタグを付けることにより、あとから探しやすくする機能があるが、このタグのみを一覧表示することで、さらに検索性を高めた。
そのほか、インストールするとパソコン上でファイルを右クリックした際のコンテキストメニュー「送る」の中に、「quanpにアップロード」というコマンドが加わる。quanpは従来でも、ドラッグ&ドロップでアップロードできるデスクトップガジェットや、Microsoft Officeのメニューにアップロードボタンを付け加えるアドオンなどを配布して利便性向上を図ってきたが、この機能によってアップロードがより簡単になった。
そのほか、quanp.onのインターフェースも、共有メンバーの招待ボタンや詳細検索ボタンを、常に画面左に表示するなど改善された。