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サンプルで学ぶjQuery:(X)HTML/CSSを操作する (5/7)

2009年08月06日 11時55分更新

文●西畑一馬/to-R

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8.属性値の変更と取得

 jQueryでは、(X)HTMLの属性の値を簡単に操作できます。


■属性値の変更

 attr() を利用すると、属性値を変更できます。attr() は、変更したい属性名と変更後の属性値を括弧内に ,(カンマ)区切りで指定します。


▼attr()の記述方法


$(セレクター).attr("属性名","属性値");


 以下に示すのは、a要素のhref属性の値を「http://ascii.jp/」に変更するサンプルです。

▼サンプルコード(スクリプト部分)


$("a").attr("href","http://ascii.jp/");


▼サンプルコード(元の(X)HTML部分)


<a href="http://to-r.net">リンク先</a>


▼実行結果(実際のWebページ


<a href="http://ascii.jp/">リンク先</a>



属性値の取得

 属性値の取得にも、attr() を利用します。attr() の括弧内に属性名のみを指定すると、指定した属性値を取得できます。


▼サンプルコード(スクリプト部分)


$("a").text( $("a").attr("href") );


 上のサンプルでは、a要素のhref属性の値を取得し、取得した値を text()a要素のテキストとして書き込んでいます。

▼サンプルコード(元の(X)HTML部分)


<a href="http://ascii.jp/">リンク先</a>


▼実行結果(実際のWebページ


<a href="http://ascii.jp/">http://ascii.jp/</a>



■属性の削除

 セレクターで指定した要素に特定の属性が設定されている場合、removeAttr() で属性を削除できます。


▼サンプルコード(スクリプト部分)


$("a").removeAttr("target");


 上記のサンプルを実行すると、a要素の target属性を削除します。

▼サンプルコード(元の(X)HTML部分)


<a href="http://ascii.jp/" target="_blank">リンク先</a>


▼実行結果(実際のWebページ


<a href="http://ascii.jp/" >リンク先</a>



9.class属性の追加と削除

 class属性は他の属性と違い、スペース区切りで複数の値を設定できるため、属性を追加/削除する専用の命令が用意されています。


■class属性の追加

 class属性の追加には、addClass() を利用します。括弧内には追加したいclass属性の値を記述します。複数のclass属性をスペース区切りで追加できます。


▼サンプルコード(スクリプト部分)


$("p").addClass("red");


 上記のサンプルでは、p要素にredというclass属性を追加しています。

▼サンプルコード(元の(X)HTML部分)


<p>テキストテキストテキストテキストテキスト</p>


▼実行結果(実際のWebページ


<p class="red">テキストテキストテキストテキストテキスト</p>



class属性の削除

 class属性の削除には、removeClass() を利用します。括弧内には削除したい class属性の値を記述します。複数のclass属性をスペース区切りで記述できます。


▼サンプルコード(スクリプト部分)


$("p").removeClass("red");


 このサンプルでは、p要素からredというclass属性を取り除いています。

▼サンプルコード(元の(X)HTML部分)


<p class="red">テキストテキストテキストテキストテキスト</p>


▼実行結果(実際のWebページ


<p>テキストテキストテキストテキストテキスト</p>


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