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小規模企業向け統合セキュリティソフトがバージョンアップ

専任者不在の企業におすすめ「ビジネスセキュリティ 6.0」

2009年08月04日 09時00分更新

文● 金子拓郎/TECH.ASCII.jp

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8月3日、トレンドマイクロは小規模企業向けの統合セキュリティソフトの新バージョン「Trend Micro ビジネスセキュリティ 6.0」を9月1日に出荷開始すると発表した。価格は、50~99ライセンス購入時の単価で6500円など。

管理機能を提供する中小向けのパッケージ

約1年ぶりのメジャーアップデートとなる「Trend Micro ビジネスセキュリティ 6.0」のパッケージ版

 トレンドマイクロの統合セキュリティソフトには、家庭向けの「ウイルスバスター」に加え、企業向けの「ウイルスバスター コーポレートエディション」や「Server Protection for Windows」、そして今回紹介する「ビジネスセキュリティ」など複数の製品をそろえる。その中で「ビジネスセキュリティ 6.0」は、設定の一括実行・管理、インストールやバージョンアップの遠隔操作機能の搭載により、セキュリティ専任担当者が不在な小規模企業でも最新のインターネット上の脅威から企業の情報資産を守ることができるというものだ。

Webブラウザから集中管理が行なえる

 搭載するセキュリティ機能は、ウイルス対策、スパイウェア対策、フィッシング/迷惑メール対策、URLフィルタリングなど。7月28日に発表された中堅/大企業向け製品「ウイルスバスター コーポレートエディション10」と同様に、疑わしいファイルのウイルススキャンを外部のサーバで行なう「スマートスキャン」機能を搭載する。これにより、肥大化が問題となっているクラインとに配信するウイルスパターンファイルのサイズを約50%削減できる。

 ほかに、最近のウイルス感染に悪用されることの多いUSBメモリの自動実行の停止、PCの負荷が少ないときにウイルススキャンを行なうことで利用アプリケーションへの影響を少なくする「スマートパフォーマンスコントロール」などの機能も搭載する。

 対応OSは、

  • Windows 2000 SP4
  • Windows Small Business Server(SBS) 2000 SP1a
  • Windows XP SP2/SP3
  • Windows XP Tablet PC SP2/SP3
  • Windows Server 2003(Storage Server 2003を含む) SP2
  • Windows Server 2003 R2(Storage Server 2003を含む) SP2
  • Windows SBS 2003 R2(SP1含む)
  • Windows Vista(SP1及びSP2含む)
  • Windows Home Server
  • Windows Server 2008(SP1及びSP2含む)
  • Windows Server 2008 Foundation
  • Windows SBS 2008
  • Windows Essential Business Server(EBS) 2008
  • Windows 7 RC版
  • Windows Server 2008 R2 RC版

となる。製品はライセンス版とパッケージ版を用意しており、ライセンス版の単価は以下の通り。

ライセンス版の価格(1ライセンスあたりの単価)
ライセンス数初年度2年目以降
5~246900円3450円
25~496800円3400円
50~6500円3250円

 パッケージ版は5/10/15/25ユーザー版があり、それぞれ1ユーザーあたり初年度5500円、2年度以降4400円となる。

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