ことえりを圧倒する珠玉の変換精度
ATOK 2009とLeopardのことえりの変換精度を比較。新聞記事と技術論文から500文字程度の長文を抜き出し、1文ごとに変換。再変換が必要な回数や最終的に変換できなかった個所の数などで、ATOKの精度がことえりを上回った。
ATOKとことえりの変換精度 | |||
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エラー個所 | スペースキーを押した回数 | ||
全国紙のコラム | ことえり | 13 | 23 |
ATOK | 8 | 15 | |
技術論文 | ことえり | 6 | 27 |
ATOK | 1 | 1 | |
ATOKとことえりの変換精度が大きく異なる理由は、数詞を含んだ名詞や俗語、トレンドの技術用語といった要素をATOKが正しく変換する一方で、ことえりは文節を認識できずに変換できなかった点にある。
ことえりもこま切れに変換していけば最終的には入力できるが、かなりの変換操作が必要だ。一度ATOKの変換を経験するとことえりには戻れないだろう。ATOKとことえりの変換精度の差は依然大きい。
【Conclusion】
○ 変換精度の高さはピカイチで、ストレスが少ない。各種入力支援や辞書ソフトとの連携機能に慣れた体では、もう「ことえり」には戻れない。
× 「かな」キーの二度押しで入力済みの欧文をかなに再変換可能になったのはいいが、「英数」キーの二度押しでかな→欧文にも再変換させてほしい。